ムッツリーニ さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 2.5
状態:観終わった
この娘達は男を見る目がなさすぎると思うんだ
強化外骨格を使ったバトルアクションアニメ化と思いきや、典型的なハーレムアニメ。
当然のように女の子は皆可愛い。が、彼女達には共通する欠点があった。それは男を見る目が全くない事。
大前提として複数の女の子に好かれる主人公像と言うものがあり、それは何を置いてもまず「女の子が自分の気持ちを預けられる存在」であることが第一となる。それは優しさであったり頼りがいであったり逞しさであったり直向きさであったりと、いささかマッチョイズムではあるが男から見ても「あぁ、これは惚れるわ」と思わせる男性像がまず必要になり、そこに可愛い女の子が付いてくるのがハーレムアニメだと私は思う。具体的にはサクラ大戦の大神一郎や天地無用の柾木天地やラブひなの浦島景太郎のような主人公だ。
翻って本編の主人公である織斑一夏はどうだろう。人の気持ちに鈍感で戦いとなれば弱くて役に立たず、学力についても特筆すべき描写がなく、結局助けられてばかりで優しい所と偏差値高めの顔面しか取り柄がない。普通であればまず惚れる要素がなく「いい人」止まりがせいぜいだろう。
いくら身近に男が一人しかいないとはいえ、彼女達はいくらなんでも男を知らなさすぎではないだろうか。この世にはもっと良い男はたくさんいるから町に出なさいと、肩を掴んで諭してやりたくなる。もちろん私ではない。