ポロム さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 3.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
ティム・バートン監督のダークロマンス
「コープスブライド」
監督;ティム・バートン
配給;ワーナー・ブラザーズ
主人公のビクターは、没落貴族のヴィクトリアと
親同士が決めた政略結婚の話が進められていた。
最初は乗り気ではなかったが、ビクターとヴィクトリアは次第に惹かれていく。
そんな中、結婚式のリハーサルの時点で誓いの儀式が上手く出来ないビクターは
夜の森で練習しながら枯れ枝と勘違いし指輪をはめて誓いをたててしまう
枝だと思っていたのは“コープス・ブライド(花嫁の亡霊)だった。
花嫁の亡霊×ドジっ子主人公×婚約者の奇妙な三角関係の
ダークファンタジーロマンス映画
前作のフランケンウィニーよりコメディが強く
余韻の残る最後が素敵なのでこちらの方が個人的に好きです。
ティムバートンらしい奇妙だけど優しいキャラ達の表情や
ダークなのに何だかほっこりする映画、
(1~2秒間のシーンを作るために、12時間もかかったらしい(スゴイ!))
{netabare}過去にひどい目にあっていて、それが原因で成仏できず
肋骨が見えていて、ほっぺたの肉は一部腐って穴があいているし、片腕や片足は骨
お目めは取れちゃうし、肌が青白い花嫁の亡霊が一見怖いけど徐々に愛らしく見えてくるのが不思議!
主人公にベタ惚れで心優しく愛情深い彼女が大好きになりました!
(彼女に感情移入しすぎるとラストは涙腺が弱くなるので注意です( ;∀;))
婚約者のヴィクトリアもしっかりキャラの肉付けされていて
清楚で良い子なんですよね。(あぁ、私ならどちらも感情移入して選べないや(笑))
あえて、一つ言うとしたら
観た後あまり印象に残らないパッとしない曲が多いのが難点かな。
だけど、個人的にミュージカル好きなので
音楽が溢れているのが嬉しい(*´▽`*){/netabare}
76分と短くて手軽に観れるし
どちらの花嫁を選ぶか先の見えない展開にドキドキできるし
ダークな世界観だけどほっこりする感じとか
個性的なティム・バートン監督好きな方にはオススメですね。