Lovin さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
観た感じ
■概要{netabare}
原作:東堂いづみ
監修:佐藤順一
シリーズ構成:山田隆司
キャラクタデザイン:馬越嘉彦
制作:東映アニメーション
話数:全13話
OP:「ナ・イ・ショ・YO!おジャ魔女」
by MAHO堂
OP:「ステキ∞」
by MAHO堂
{/netabare}
■感想
DVDを視聴。小学五年生魔女見習いのナイショの話。
先日どの作品のレビューを書こうか探していたところ、シリーズ中でも格別の評価を得ている本作品が目に留まった。他のシリーズは三年生~六年生までの4年間続いており、1期辺り50話と復習するにはそれなりの覚悟と体力が必要なため丁度良いかと。
この作品は第3期(五年生)の頃にナイショにされていた取って置きの話をまとめたOVAである。しかし「何故ナイショにしていたのか」と半ば憤るくらい良い話が幾つかある。サブタイトルは「~のないしょ」で統一されており、かつてTVシリーズを観ていたちびっ子達を対象にしているかのように、少し大人びた話になっている。
{netabare}第1話 「波乱のサイクリング 男の子のないしょ」
メイン:春風どれみ(赤)
第2話★ 「N.YノMAHO堂 ももこのないしょ」
メイン:飛鳥ももこ(緑)
第3話★ 「泳いでナンボ! あいこのないしょ」
メイン:妹尾あいこ(青)
第4話 「ノンスタンダード おんぷのないしょ」
メイン:瀬川おんぷ(紫)
第5話 「涙を知るひと ぽっぷとハナのないしょ」
メイン:春風ぽっぷ(妹)
第6話★ 「金平糖の思い出 ばあやのないしょ」
メイン:藤原はづき(橙)の家のばあや
第7話 「タイヤキダイスキ! 親子のないしょ」
メイン:クラスの男子
第8話 「リコーダー事件! 優等生のないしょ」
メイン:瀬川おんぷ(紫)
第9話★ 「バッチグー野球部 魔女たちのないしょ」
メイン:飛鳥ももこ(緑)
第10話 「結婚の約束 幼なじみのないしょ」
メイン:妹尾あいこ(青)
第11話 「バレンタインディ はづきのないしょ」
メイン:藤原はづき(橙)
第12話★「7人目の魔女見習い のんちゃんのないしょ」
メイン:春風どれみ(赤)
第13話★「時をかけるお雛さま どれみのないしょ」
メイン:春風どれみ(赤){/netabare}
個人的にお奨めしたいのは★印のある回になるが、12話、13話は正直なところ泣けてしまう。これは私が拙く回りくどい説明をするより観て頂く以外に方法はない。たかが小学生、たかが魔女っ娘と侮るなかれ、と私は言いたい。私の場合、#(2期)の劇場版以外は全て視聴していて多少なりとも思い入れがあり、贔屓目で見ていることは否定できない。だが、低年齢層向けと侮っているとうっかりすることになる。
キャストに関しては「協力 東映アカデミー」とクレジットされている。正直言うと私如きの知識から溢れている方ばかりだが、各話に有名な声優さんもチラホラ見かける。渡辺明乃、松来未祐、水田わさび、宮田幸季、小野大輔、竹内順子、桜井孝宏、朴璐美、千葉繁、サエキトモ、能登麻美子、間島淳司、木内レイコ、川上とも子、島本須美、渡辺久美子・・・
OPは小学生であり魔女っ娘あるMAHO堂のメンバーを表現したような明るく女の子らしいメロディで、EDは一寸したストーリー仕立てになっていて、楽曲との一体感がかなり高い。
作画についてはアレコレ注文をつけるような作品でもないが、頭部が大きくやや等身の小さい、足も細く小さなお友達向けのデザインになっている。多分等身が高ければルパン三世のようになるかもしれない。
他のシリーズ作品と違い、全13話で完結するので他人にも奨め易く、良い話が満載なので、小さなお友達にも大きなお友達にも是非お奨めしたい、そんな作品である。
■蛇足{netabare}
しかしはづきちゃんは空気が読めないと思っていたが、
あそこまで辛らつだったと言うのが意外だったのが意外だった。
{/netabare}