退会済のユーザー さんの感想・評価
4.0
物語 : 5.0
作画 : 3.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
考えさせられる
絵とストーリーのテンポがイマイチだったので一話で切っていたのですが、全て見終わりました。考えさせられる。
それぞれがまったなしの状況に追い込まれる。世界を救うゲームのはずが命をかけさせられていて、勝っても負けても死ぬというルール。しかも戦っているのは自分たちと同じ境遇の別次元の地球のこどもたち。
歴史の戦争で特攻隊の悲劇性がよくわからなかったが、このアニメを観て実感が掴めた。国とか世界とか到底想像出来ないものを背負わされて、命をかけさせられて戦う不条理さ。何の助けにもならない大人たち。
逃げ出すやつもいれば、訳も分からず戦うやつもいる。また、家族や友人のために戦うやつもいる。結果は皆同じだがそのプロセスに何の意味を見出せるかが考えさせられた。
まどかマギカ と同じテーマだなと感じた。
よくよく考えると現実よりはこの状況ましかもしれない。まず戦いで勝つ可能性のあるロボットに乗っていること。現実の戦争だったら機体の時点で凄く不利だったりするが一応フェアに近い。
敵と思っていたロボットたちが別次元の地球代表であるという設定も考えさせられる。勝つということは他人の可能性と命を奪う行為であると。スポーツやゲームならやり直しがきくが真剣勝負はやり直しがきかない。負けたら終わりである。