ふりーだむ さんの感想・評価

3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態：観終わった

なんだかんだで、本筋、パロディ、声優の演技、いろいろ楽しめました＾＾

「マナ」と呼ばれる「力」で成り立つ世界。
「マナ」の恩恵で争いが無くなる中、マナの恩恵を受けられない人種「ノーマ」は「暴力的で反社会的な化け物」として迫害を受けている。
それを一向に疑うことのない世界。一国の王女「アンジュリーゼ」は１６歳の誕生日、大衆の前での「洗礼の儀」の最中、自身がノーマであることを告げられる

。アンジュリーゼを庇った母は殺され、アンジュリーゼはノーマが集められる収容所「アルゼナル」に「母の形見の指輪」だけを手に連行される。
「アルゼナル」そこは人類の敵「ドラゴン」と戦う最前線だった。
絶望と不安、そして恐怖。「アンジュリーゼ」という名をはく奪され、「アンジュ」となった彼女はその運命との戦いに身を投じる。

たまたま見た際、ちょっと気になった作品。
「気になった」ところは、、、、

「ＯＰがそのまんまＳＥＥＤじゃん！」

「なんか裸のシーン、多いねぇ＾＾；」

「この起動兵器の動き、ＳＥＥＤじゃん！」

といったところ。

まぁ、よくよく調べてみたら「サンライズ」。

まぁ、似てるわけですｗ

んで、まぁ、しかし、女性キャラの裸のシーンの多いこと。お風呂、ベッドシーン、イジメ。いやぁ、何かとお色気ｗ

んで、機動兵器「パラメイル」。バーニアの噴射の仕方とか、ＳＥＥＤというより「００」に近いか。発進の仕方なんかはＳＥＥＤでしたがね。

そして調べてよくよく見てみたら、声優陣が豪華なこと。アンジュ：水樹奈々、サリア：喜多村英梨、ヒルダ：田村ゆかり、ヴィヴィアン：桑島法子、、、

ん、「桑島法子」？
ぬぁにぃっ！法子様出演作品だとぉ！どこに出てた？「ヴィヴィアン」？誰だ？このちっこいのか。初めて聞く声色だなぁ。。。気づかんわけだ。

てなわけで、例によって全話終了後、視聴に至る訳です。

まぁ、ＳＥＥＤのパクリ（とわ言わないかｗ）みたいな画、お色気満載の女性キャラ、タイトルは何か「コードギアス」を思わせるタイトル。
どんな作品かと思いきや。。。

とにかく展開が早い。王女からの転落、アルゼナルでの生活、ドラゴンとの戦闘、脱走、処刑、総攻撃、時空転移、異世界（多重世界）への転移、帰還、再会、世界の融合、最終決戦。とにかくシーンが目まぐるしく変わっていく。結構面白いかも。。。。

序盤で提示される謎。

なぜノーマは迫害されている？「暴力的で反社会的な化け物」。アルゼナルでもそんな描写は無かった。
そもそもノーマという存在は何？マナって何？
ドラゴンはなぜ襲撃してくる？てかドラゴンってそもそも何？どこから来るの？
なぜノーマはドラゴンと戦うのか？
ヴィルキスが覚醒した「歌」（永遠語り）って、、、

謎が多すぎてすっかりハマってしまいました＾＾

徐々に明かされる謎。それによって世界がどんどん変わっていく。敵が味方になり、味方が敵になる。なんか「２４」みたいな展開。
こんな言葉を思い出した。「どんでん返しは一度ではない」京極先生著の中禅寺の言葉である。

様々な出来事で成長していくアンジュ。タスクとの出会い、ヴィルキスの覚醒、サラ子との出会い、そしてラスボス・エンブリヲ。

結構感動あり、ギャグあり、スカッとするシーンあり、お色気ありの２５話でした。本筋だけ見れば結構見ごたえのある王道的ロボット作品だと思います。
シナリオも結構練られていたり、どんでん返しあり、さすが「サンライズ」といったところでしょうか。

メカニックデザインも悪くないし、戦闘シーンもＳＥＥＤみたいな感じで（というかソックリ＾＾）見ごたえあるし、ハードル下げて観た分結構楽しめたと思います。

ストーリー以外でも楽しめたのが良いところ。見方、感じ方次第でしょうが、先に触れた豪華声優陣。奈々様、法子様を筆頭に有名声優そろい踏み。キャラも結構カワイイし（サラ子さんが良い！堀江さんの声も良い！歌も良い！）
その中でも、まずはエンブリヲの関さん。最後はまんまラウ・ル・クルーゼでした＾＾
そして終盤での琴乃様降臨ｗ
奈々様の演技はさすがそのもの。
ラストの

「何が愛よ！キモイ髪型で、ニヤニヤしてて、服のセンスも無くて、いつも斜に構えて、恥知らずのナルシスト！」
「女の扱いも知らない、千年引きこもりの変態オヤジの遺伝子なんて、生理的に絶対無理！」

奈々様信者のドＭ君なら感動して涙が出ちゃうんじゃない？＾＾というほどの罵詈雑言。これセリフか？アドリブじゃないの？というぐらい鬼気迫るセリフｗ

これ聴いたとき、思わず吹いたワｗ

パロディもあったり。サラ子様とのスポーツ対決、エースをねらえと巨人の星。見てる年代で気付く奴いるのか？

ＳＥＥＤ踏襲のパラメイルの発進、バトル、とても良かったけど、シーンの使い回しまで踏襲せんでもいいのにｗ

このシナリオ展開、見てて途中でいやな予感がよぎる。。。。まさか、ヴィヴィアン。。。法子様の「死亡フラグ声優」発動か？と思いきや、、、、

良かった。。。。。今回は生き残りましたｗ

まぁなんだかんだと言ってますが、いろいろなところで楽しませていただきました＾＾

（これ、真面目に作ったら結構名作になったかも。でもこれぐらいがちょうど良かったのかｗとヒトリゴト）

最後に一つ。いろいろな謎が解明されますが、なぜアンジュの母が「永遠語り」知っていたの？なぜアンジュに教えたの？なぜあの指輪もってたの？

これだけが分からんかった。誰か教えてくださいｗ