esso-neo さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
みんなで、観よう!!
と言いつつも別に無理しなくていいです。
SFのSFたるやは一体なんなのか。舞台こそ未来、あるいはあり得たかもしれない現在や過去。その規模の大きさ。様々あると思う。ハヤカワSFマガジンに確か定義してみるってコーナーがあったな。
自分が見た最初のSFはスタートレックTNGだったせいもあるのか、こう定義する。
結局人の話
たとえ技術が発達しようと、不治の病が治ろうと、未来で私たちは頭を抱えるのだ。
このナデシコでは主人公に謎が付きまとい、今となっては「萌えキャラ」と呼ぶべき星野ルリでもその出生には頭を抱えてこの作品で存在丸ごと伏線と化す。90年代のアニメアニメした部分が今となっては受け付けないが、見れる一本だ。退屈はさせない。サトタツさっすがー。ムリョウ待ってますよ。
SFがヒューマンドラマにならないわけがない。考えてしまったり胸を撃たれたって不思議じゃないズルいジャンルなのだ。あんたドラえもんですら泣いちゃった人もいるでしょうが。いかに未来かは、それは小手先の話で行き着く先はどうしてもここに帰結してしまう。恐ろしい未来でも明るいものでも。ましてやその価値観の及ばないファンタジーでさえ、人の話として描ければSFかもしれない。ぶっ飛び科学は魔法に等しいって言うしね。
ああ、このナデシコは人の話かけてるかもしんないけどアニメアニメ過ぎるとこもあるから要注意ね。