「時をかける少女(アニメ映画)」

総合得点
89.6
感想・評価
4041
棚に入れた
21209
ランキング
77
★★★★☆ 4.0 (4041)
物語
4.3
作画
4.1
声優
3.7
音楽
4.1
キャラ
3.9

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ネタバレ

ローズ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

タイムリープを題材とした恋愛青春物語

理科準備室で転んだ紺野真琴(こんの まこと)。
その時にタイムリープできる力を手に入れる事となる。
真琴の踏切事故の時に能力が開花して、タイムリープしながら楽しい学生生活を過ごす事となった。

真琴と野球仲間である友人の間宮千昭(まみや ちあき)と津田功介(つだ こうすけ)。
高校生らしい爽やかな立ち位置といったところでしょうか。
学生らしい甘酸っぱい三角関係です。

始めは際限なく使えると思われたタイムリープの能力。
真琴は寝坊やテストなど どうでもいい事に能力を使ってばかり。
もしもタイムリープの力が思い通りの使い放題であれば問題はありませんでした。
しかし残り回数が少なくなってきてから問題発生。
ご利用は計画的に、と言っても後出しジャンケンはできない状態に。
力の大切さに気づいたのが遅かったのでしょう。
やはり大切な能力は大事に使いたいです。

主人公の真琴は他人を思いやる事ができる人物だったのでしょう。
自分だけでなく他人の事までタイムリープの力を使って問題の解決を試みます。
いい性格なのでしょうが、自分だけのためだけに能力を使っていても良かったのかもしれません。

季節は初夏あたりでいいのかな。
一番快適に過ごせる時期だと思います。
その初夏に忘れられなくなる体験が……
学校に守られている学生という立場がしっくりとします。
開放感もあり季節を意図的に設定したのでしょう。

他人には言えない自分だけの力。
まあ能力を持っている人でないと話が通じないでしょうね。
タイムリープという力を上手に使って青春時代を謳歌している学生を活き活きと描いているのが特徴。
天才・筒井康隆の作品を綺麗に解釈しています。
細田監督らしい見終わった時に清涼感の残る作品でした。

投稿 : 2015/06/12
閲覧 : 481
サンキュー:

58

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