とってなむ さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
画面から眼を反らすのを阻むート(苦し)
『阻むート』
けっこうネット上でも使われてて恥ずかしいw
まぁスルーしてあげてくださいなm(__)m
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ジャンル : ダークファンタジー / 戦闘
~ハイクオリティではないあらすじ~
舞台は神秘の世界ミスタルシア。
ここは人間、神、悪魔が存在する世界。
かつて、バハムートと呼ばれる怪物により世界は滅ぼされかけた。
しかし、三種族が共闘してバハムートを封印。
そして封印の鍵を神と悪魔の2つに分けた。
それから2000年、世界は平和にあった。
しかし、ある日神側の鍵が少女によって奪われる。
ここから安寧の世界が壊れはじめ。。
最初に。
作画すげぇぇえ。
大袈裟ではなく本当に、劇場版かなと思いました。
単純な作画というよりは演出のクオリティが高かったように思われます。
映像美に酔いしれるとはこのことですね。
開いた口が塞がらないとはよく言ったものです。
ファンタジーものです。
中世ヨーロッパのような世界観。
私にはこの雰囲気がたまりませんでした。
設定は緻密に練られており、良くできてるなと感心しました。
登場人物たちの出会いやその後の関係性にも違和感がなく、
スムーズに観れたのもこの為ではないかと思います。
それに、作品全体を包み込むお洒落な雰囲気とは対照的な
登場人物(主にファバロ)の泥臭さが印象深いです。
言葉の一つ一つに妙に重みがあったのを覚えています。
作画に相まって、観応え十分でしたね。
物語は登場人物たちがワケアリの旅をしながら進んでいくのですが、
それぞれの土地での珍妙な事件、事象は面白かったです。
ただ、この旅には目的地があり、願いがあります。
テーマに一貫性があるのです。
したがって、のんびりはできない、
ある種タイムアタックのような旅でした。
これは作品が緊迫を生み出すことを手伝っており、
焦燥感に煽られることで登場人物たちの人間らしさを引き出していたのではないかと思います。
さらに、これに加えて冒頭でも述べた神やら悪魔やらが関わってき、
ストーリーは段々と回が進む毎に壮大なものへとなっていきます。
作品に飲み込まれるというか圧倒されるというか。
一瞬の瞬きさえも許さないような出来栄えでございました。
OP「EXiSTENCE」 歌ーSiM
ED「Promised Land「 歌ー清水理沙
とにかくクオリティが高かったです。
"楽しめた"と言うよりは"酔いしれた"のほうが適切かと。
それに視聴後に出てくる感想が、
『あー面白かった』→『わー凄かった』に変換されることからも、
この作品の特徴を表せるのではないかと思います。
本作の2期製作が決定された模様です。
最終公演での発表だったとか。
2期は内容云々の前に、質を保てるかどうかに注目したいです。