北山アキ さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
信者の人にはおすすめしないレビュー
原作既読
10話までの感想{netabare}
原作の一人称の地の文がなくなると、ふつうにハーレムっぽい。
原作でもゆきのんが無能かつコミュ障で、デレ役に成り下がっている。
何も行動しないので、八幡の頭の中で語られるくらいしか存在感がない。
アニメ版のようにその頭の中が大幅カットされると、口が悪いだけでまるでいる意味が無い人になる。
ガハマさんといろはすはそうではないんだけど。
それと二期で気になるのはキャラデザの変更というより、キャラの表情芝居。
感情がいまいち読み込めないといいうか、なんかピンとこない。
微妙な表情表現が上手くない気がする。
でも、キャラデザの印象がシャープになっているのもあるかもしれない。
キメ顔みたいなとことかなんかキツイ印象というか…なんだろう?
アニメ化して良かったのは、玉縄と折本が原作より破壊力アップしたところ。{/netabare}
11話までの感想{netabare}
同時期に『響け! ユーフォニアム』を見せられてしまうと…
丁寧に原作を追ってる印象のユーフォに対し、ダイジェスト観てる感じ。
映像作品としての表現にこだわって作られているユーフォに対し、
固定ファンに動いてる女子キャラを見せるために作られている感じ。
商売としてはどちらも正解かもしれないけれど、
一個の作品としては比べようがない格差がある。
{/netabare}
最終話までの感想{netabare}
12、13話は原作未読
「本物」というある種の「不毛な議論」をテーマにしてるので、
「分かりにくい」という感想がでるのは当然と思う。
単に原索のダイジェストなことが原因なわけではない。
八幡は「本物が欲しい」と言ったものの、
すぐにその迷宮に迷い込む。
「本物しか選ばない」と言えばかっこよさげだけど、
そもそも「何が本物か分からない」のだから、
実際には選択回避に便利なロジックにしかならない。
この「本物」理論による武装というATフィールドの行方は?
という決着を見ぬまま2期終了。
ゆきのんがシリーズ当初とは別人のようにブレている。
その姿をデレとして好意的に評価するか、煮えきらなさにイライラするか。
この辺は2期全体の好き嫌いにも影響するでしょう(ぼくは後者)。
青春→「青春って何?」なんて考えてしまう青臭さは青春でしょう。
ラブ→言語偏重な作品なのに肝心なところはそれを避けるので、個人的にはキュンとしない。
コメ→この要素が減っているのは残念。
やはり表情芝居は間違っている。
{/netabare}