「天空の城ラピュタ(アニメ映画)」

総合得点
90.8
感想・評価
2362
棚に入れた
14244
ランキング
48
★★★★★ 4.2 (2362)
物語
4.4
作画
4.2
声優
4.0
音楽
4.3
キャラ
4.2

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退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

いつまでも子供の頃の気持ちを思い出させる傑作

1986年公開。

『アニメ映画は採算が取れない』

これが長い間映画界の定説となっていました。
アニメは子供向けで単価が安い上に集客が見込めない。
その為70年代中頃には長編アニメ映画が殆ど作られなくなりました。
そんな常識を打ち破ったのが東映のヤマトであり999であった訳です。

『アニメでも大人を呼べる』

これに気付いた他の映画会社は競ってアニメ映画に参入してきます。
松竹のガンダムやイデオン。
角川の幻魔大戦。
もちろん目指すは大人も呼べる映画。
そしてそうした流れに疑問を持って宮崎駿さんが作ったのがこの作品であることは周知の通りです。

『君が空から降りてきたとき、ドキドキしたんだ。きっと、素敵なことが始まったんだって』

登場人物にそれ程深い背景がある訳ではない。
モデラー魂をくすぐるような精巧で格好いいメカが出て来る訳でもない。
子供向けに分かり易く作られたストーリー。
しかしそれでも大人をも魅了する作品になる。
私はアニメ映画の歴史を考える上でもこの作品の存在意義はとても大きいものだと考えています。
ただ、正直なところそんな分析などこの映画には不似合いだとも思っています。
何故なら大人になってから見てもきっと直感でこう感じるはずだからです。

『シータが空から降りてきた時思ったんだ。これから素敵な映画が始まるんだって』

投稿 : 2015/06/05
閲覧 : 266

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