紫煙の心 by斑鳩 さんの感想・評価
2.8
物語 : 2.5
作画 : 3.0
声優 : 2.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:今観てる
及第点以上は無理かな
最近の能力物アニメとしてはストーリー構成と設定が珍しい作品。
本作のTVアニメが放映される前に出たOADを視聴した時の感想は
「原作は少年誌だし、まぁこんなものか、いまいちつまらないドタバタ物だな」という
感想だったので正直TVシリーズはスルーしようかと思っていたが、何気に視聴した
第1話が意外とやや面白く感じたのでひとまず継続視聴してみた。
正直、絶賛するほど特別面白いストーリーではない、4話あたりからストーリーの
展開が同じような話を繰り返すようになってきているので、私自身は6話目ぐらいから
飽き始めている
ストーリーの構成自体も新キャラを投入して物語を創作していくという週刊漫画の
作家が良く使う苦肉の策を早い段階から使っているのにあまりその事を感じさせない
創作は好印象だが今後どう創作していくかは作家の力量次第だろう。
Wikipediaで確認すると本作のOAD版とTV版とではメインスタッフはほとんど変わって
いないがシリーズ構成が横手美智子氏に交代している事がOAD版と違いそれなりに
見れる作品に仕上がっている最大の要因だと思う。
数々の良作を手がけてきた横手氏をもってしても及第点ぐらいにしか
仕上げられないなら元ネタのレベルも察するべきなのだろな。
また本作にはアミューズグループが出資をしているようで傘下のA-Sketchから2人ほど
出演しているが、あまりにも他の出演者とのレベル差がありすぎて耳障りな演技が
痛々しく感じるのは私だけかな?
最近の能力物作品としては、バトル展開や厨二病全開な技の名前だとか
突飛なご都合展開が無く序盤のストーリーの展開の仕方や登場人物の
バックボーンを含んだ人物設定は類似作品と差別化が出来ていて
比較的良い印象だったので、このまま及第点でいけるかは今後の展開しだいかな
同じような展開が続くなら再生速度上げて時短でストーリーの確認だけで終わって
しまうだろう