westkage。 さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
進撃の巨人・・・巨人の出てこない進撃の巨人はどこか寂しいw
本作は「進撃の巨人」原作単行本14巻の初回限定版に付録されたオリジナルDVD作品です。タイトルは「困難」1話=約24分ほどの物語です。
あらすじ・・・今回は「3.75話」という事です。エレン達104期生が訓練兵時代のお話です。ある日、エレン達がチームを組んで野外訓練に出発する事になる。訓練内容はいたって簡単。チームで片道40キロ先にある目的地に赴き、そこにある‘印’を取り訓練地に帰還するだけ。しかし訓練の途中でエレンとジャンが喧嘩しはじめたり、チームとしての統率がとれないまま訓練は進んでいく。行軍途中で休憩を取った時、チームの1人が腰から外して置いていた‘立体起動装置’が無くなっている事に気づく。近くに野営の跡が残っている事から、盗賊に盗まれてしまったのではないかと推理するが・・・と言った感じのお話ですね。
総評として。うーん、ヒトコトで言うとスタンダード?w 進撃の巨人シリーズって「色んな視聴者層の多くの人からの支持を得る作品」って位置づけじゃないですか。と言う事はつまり、話の展開も狙いも解りやすいんですよね。解りやすいから受け入れやすくはあるものの‘巨人’という今作最大のアクセントが登場しない、こういう番外編はどうしても本編に比べて見劣りしてしまうんです。本編のレビューでも書きましたが、この番外編も一見「深いテーマ」を掲げているように見えます。でもやっぱり深いようで深くないなあ・・・なんて感じてしまいました。どうしてだろう?私は本編も結構楽しんで観てるんですけど、こういった番外編については毎回どこか白けてしまうんですね。私自身が作品内容には興味があっても、キャラにそこまでの思い入れが無いからかも知れません。
まあ酷評みたくなってしまいましたが、単行本の付属DVDとしては文句のない出来ではありますし、本作のキャラに思い入れがある方にとっては申し分無い出来かと思います。購入に際しては、キャラクターに対する愛情を判断基準に置けば良いかと思います。
・・・にしても、今回が「3.75話」でしょ?
突然の来訪者が「3.25話」イルゼの手帳が「3.5話」
2話と3話の間の話が多いな!オイ!ww