ぷりんもう さんの感想・評価

3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態：観終わった

クライストとお呼びください

死後の世界のお話。
非業な死を迎え、
青春を満喫できなかった学生たちが
来ることができる死後の学園が舞台です。

内容的には
ファンタジーでコメディなアニメです。

この世界観や設定は
とても面白く、見始めたあたりは
グイグイ引き込まれました。

ユイが消滅する話って何話だったかな…
ユイが消滅する直前までは
とても面白くて良かったんですが…
ユイが消滅したあたりから
話があまりにも急すぎです。
急過ぎるがゆえに、
説明も無かったり、あっても説明不足感が強くて
「どうしてこうなった？」
「あれ？こういう設定だっけ？」
と疑問点が多くありました。

なんというか…
せっかく9話？10話くらいまで
張り続けた伏線や楽しいギャグで
ABの評価をコツコツ積み上げたのに、
最終話目前にして、
積み上げたものが一気に崩壊していくような
そんな感覚、そんな感想です。

あれだけ消滅するということを
時間をかけて練り続けていたのに
後半、簡単にみんな消えていく。
仲間の消滅シーンもほとんどカット。
いつのまにかいなくなっている。

そしてなぜ天使がエンジェルプレイヤーによってスキルとかの設定があるのか、とか
よくわかりませんでした。

音無くんの心臓だっけかな？
天使の中にあるとか、
音無くんのほうが先に死んでるはず？
でも天使のほうが先にSSSにいるのは？

細かいところは覚えていませんが
少なくとも初見では理解できない部分が多々ありました。

最終話で
音無くんが天使に、
「一緒に残ろう」ってシーンは、
「は？お前何言っちゃってるの？」
って思ったけど、
まあある意味ではそういうブレブレなところとか
人間らしくて良いかなと思えました。
音無くんってべつに聖人じゃないだろうし。

最終話はまあ良いとして、
感想をまとめると

ユイが消滅する直前までは
とても面白く感じたけど、
ユイ消滅後あたりから
急展開過ぎて、面白さがどんどん失われていきました。
前半が良かっただけに
後半の展開が悔やまれます。