れるびい さんの感想・評価
4.7
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
そこには愛だって生まれる、そういうもんさ。
なるのイラスト描いてみました。
https://www.pixiv.net/artworks/96777150
何周も観てます。改めてレビューを書く気になったので書きます。
ヨシノサツキによる漫画が原作です。
書道家の主人公、半田青舟はある書展に出品し、
作品に対して辛辣な評価をしたお偉いさんを殴ってしまい、
父の勧めで長崎の五島列島の島で生活する事になります。
・琴石なる
・山村美和
・新井珠子
・木戸浩志
・久保田 陽菜
が主要キャラでしょうか。
中でも琴石なる(なる)は、青舟のことをすぐに気に入り
最初からうざいくらい絡んできます。
書道家としてはすでに世間に認められている主人公ですが
人間的、精神的にはまだ未熟な部分がたくさんあります。
島の中で、特になるとは多くの時間を共にします。
その中でかけがえのない大切な物に気づき、
人間的にも少しずつ成長していきます。
かつて、書道の事しか頭になかった主人公にとって成長に必要な事は
おそらく生活そのものを純粋に楽しむこと。
多少の失敗も、子供たちの悪意の無いエネルギーが
吹き飛ばしてくれます。
僕が何度もこの作品を観てしまう理由としてはおそらく
主人公がやっている書道とかは全然関係なくて、
この作品には人生の本質が詰まっている気がするのです。
島では子供からお年寄りまで、周りの人との距離感がとても近い。
大人はシンプルに働き、子供は純粋に楽しみを求めています。
大人も子供も、身近な存在をとても大切にします。
良い事も悪いことも一緒に経験し乗り越えていく。
この関係や暮らしはお金や地位では絶対に手に入らない。
この状態って実は、一番幸で、人生で目指すべき
状態なんじゃないかと思ってます。