アリア社長 さんの感想・評価
4.7
物語 : 3.5
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
伝説の英霊たちによる本気の殺し合い
有名な18禁伝奇ゲーム「Fate/stay night」の前日譚を描いたスピンオフ小説のアニメ化。
著者は「魔法少女まどか☆マギカ」の脚本で有名な虚淵玄。
こちらは18禁ではなく、美少女ゲー要素もないガチの殺し合い。
【あらすじ】
どんな願いも叶えてくれると言われる『聖杯』を手に入れるため、聖杯を欲し、聖杯に選ばれた7人の魔術師(マスター)は、各々7人の英霊(サーヴァント)と契約を交わし、「聖杯戦争」という名の殺し合いに身を投じる・・・
【感想】
バトル・ロワイアル系アニメの傑作。
主人公サイドだけでなく、他6人の敵サイドも掘り下げていく群像劇。
登場する英霊がどいつもこいつも一癖二癖ある強者揃いで、キャラの立ち具合、オーラが半端ない。
こいつら英霊共がガチでバトったら一体どうなるんだ?というワクワク感が凄い。
また魔術師同士の戦いは、ある意味英霊同士の戦いよりもえげつなく、無慈悲。
戦闘シーンはめちゃくちゃ迫力があり、声優の迫真の演技も素晴らしい。
全体的にクオリティが高く、評価が良いのも頷ける。
ただこの作品は本編「Fate/stay night」の前日譚という位置づけなので、ラストのオチが本編と繋がっている必要が有り、一つの作品の締めとしては個人的にうーん・・・と言った印象。
「魔術師」「英霊」「ガチの殺し合い」この辺のキーワードにティンと来た人にはオススメ。