Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
4.1
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
キャッチコピーは「キズナ」。
2015年の秋アニメで続編が放送される事を知り、視聴を決めた作品です。
視聴して最初に感動したのは、キャラが綺麗で背景も緻密・・・という点でした^^
イケメンが沢山出てくるので、女性向けの漫画かゲームが原作になっているのかと思っていましたが、オリジナルの作品だったようですね^^;
物語の舞台は日本・・・現実と同じように政治が存在し機能もしているようですが、決定的に異なるのは、日本を影から支えている7人の超能力を持つ王がいる事と、時と場合によっては王は総理大臣をも動かす事ができるという事・・・そしてその王の下には支持する群衆がいる、という事です。
ある日、一人の王が何者かに暗殺され、その動画が一般に公開されました。
その動画には暗殺の一部始終と・・・まるで見て欲しいと言わんばかりに殺した人物の顔が映っていました・・・
殺された王の臣下は怒りに震え仇討ちを誓い・・・物語が動いていきます。
物語は序盤から激しい能力と能力がぶつかり合います・・・
赤の王である周防 尊(すおう みこと)は第3王権者で紅蓮の炎をその身体に宿しています。
寡黙ですが胸の内に熱い思いを秘めているタイプです。
一方、青の王である宗像 礼司(むなかた れいし)は第4王権者で青の力を駆使して戦いを進めていきます。
普段は物腰の穏やかな人物ですが、ドSの気質にツンデレが少し入ったタイプです。
赤の王と青の王には大勢の臣下がいて度々衝突するのですが・・・衝突する理由は是非本編をご覧下さい^^;
王の背負う性・・・大きな力を持つ代償と宿命に触れることができると思います。
そして主人公は伊佐那 社(いさな やしろ)・・・通称「シロ」と呼ばれる白髪の少年です。
彼はこれまでの記憶が曖昧で、特徴といえばいつも真っ白な子猫と一緒にいることくらい・・・
普段の彼は、ちょっとサボり癖のある普通の高校生・・・という感じで主人公らしからぬ雰囲気なのですが、物語が進むにつれ衝撃の事実が次々に発覚し渦の中心に身を移していくのです。
一方、王に付き従うヒロインも個性派揃いです^^;
赤の王にはゴスロリ系不思議少女ちゃんの櫛名 アンナ(CV:堀江由衣さん)
青の王にはNo.2として組織を支える一方、あんこが大好きな淡島 世理(CV:沢城みゆきさん)
そして美少女にも変身してしまう主人公と一緒にいるネコ(CV:小松未可子さん)
皆さんそれぞれ魅力的なのですが、推しは・・・やっぱりネコちゃんでした(//∇//)
ネコの生来持っている気まぐれな雰囲気を持ちながら主人公を必死に守ろうとする、その相反する言動がとても自然なんですよね・・・好き嫌いもハッキリしているし、何より主人公をとても大切に思っている気持ちがヒシヒシと伝わってきたのが好印象でした^^
オープニングテーマは、angelaさんの「KINGS」
エンディングテーマは、ネコ(小松未可子さん)の「冷たい部屋、一人」
エンディングの楽曲はangelaさんが提供しています。
オープニング、エンディングとも無茶無茶格好良かったです^^
オープニグはこの作品の躍動感を表す「動」なら、エンディングは「静」なのですが、エンディングに登場するのは天真爛漫なネコちゃんなので「静」のイメージとはギャップがあるのですが、ネコちゃんの笑顔の下に隠れている素顔を見るようで、そのギャップが堪らなく好きでした・・・
1クール全13話の作品でしたが、物語としては全然途中なんだと思います。
まず7人いる王のうち、まったく登場してこない王もいるし・・・^^;
物語の全容が分かるのはこれからですね^^
秋アニメの続編の前に劇場版があるので、次にそちらを視聴したいと思います♪