MryvE15360 さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
元乙女ゲームとしては最高の出来
ファンタジーな幕末新撰組
シリアス/切ない/感動系
元乙女ゲーム
史実ファン不可
シリーズ全編通した感想。
人気でたのが分かる納得作品でした。
視聴するならこれ1作だけでなく、映画を含めたシリーズ全編を是非楽しんで下さい。
元ゲームにしてはしっかりストーリーがあり、特に中盤からは普通に切ないラブストーリーとして見れます。
序盤はゲーム臭がしますが、途中から全く気にならなくなるのはアニメ製作側の凄さを称えたいですね。
腐女子人気高いらしいですが、イケメンが多いだけで腐要素は全く感じません。
ストーリーがしっかりしているので、男性でもいける人はいけそうです。
新撰組(敗者側)を題材にした時点で切ないのはお約束ですが…。
史実に関する、アニメにとって都合の悪い部分?を全てファンタジー(鬼vs人)に転嫁しているため、歴史に興味がない人にとっての配慮がよくできています。
原作ゲームでも死ぬはずの人物が生き残ってちゃんとハピエンエンドになるようですし。
戦後生き残った隊士は本当に数えるくらいしかいないのですが、都合の悪い部分は時代ファンタジーとして綺麗に処理しているみたいですね。
逆に、そのせいで史実ファン/司馬遼太郎作品等のファンにとっては最悪最低なので、オススメできません。
特に幕末に愛着のある男性にとっては生理的に無理な部類です。
女性向けラブストーリーとしての出来は素晴らしいため、恋愛もの好きにはオススメします。
歴史苦手/嫌煙しがちな人にも、初心者配慮ばっちりで抵抗が少ないですし、アニメーションのクォリティも含めて自信をもってオススメできます。
PS
史実新撰組/幕末ファンには女でもキツイです。
まぁ、この作品に限らず歴史/史実ファンは、自分の好きな時代のアニメ等は見れたものじゃないので私の意見は気にしないで下さい^^;
でも客観的にはアニメとして本当に高評価です。
もし、似た系統の作品が見たいなら『ピースメーカー/ピースメーカー鐡』とかオススメ。
ただ、アニメと実写は酷い出来なので、漫画がオススメです。
史実に興味をもったなら、少女漫画の『風光る』が導入としてオススメです(新撰組漫画の中では史実評価1番)。
王道歴史小説としては司馬遼太郎の『燃えよ剣(土方主役)』『新撰組血風録(主人公バラバラの短編集)』が定番。
土方の定番イメージは色々ありますが…やはり女性向けなので、今回は表面上鬼副長で心で泣く系ですね。
個人的には司馬さんのどこまでも戦闘狂タイプの土方さんが好きだったりします。
てか、この作品で新撰組の認知度が更にあがったのが嬉しいです。
こーゆーのが研究費とかにも地味に関わってくるらしいですし。