「宙のまにまに(TVアニメ動画)」

総合得点
77.7
感想・評価
1345
棚に入れた
7787
ランキング
601
★★★★☆ 3.6 (1345)
物語
3.6
作画
3.6
声優
3.7
音楽
3.6
キャラ
3.7

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ぱるうらら さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

星と宇宙と...波動砲 『宙のまにまに』

『宙(そら)のまにまに』は漫画原作、1クール(全12話)の天体・ラブコメ・学園アニメです。

このアニメは放送開始日をなんとほぼ全局で7月7日の七夕の日に合わせたそうです。 この辺りで既に設定が凝ってますね♪


町の街灯、家から漏れる蛍光灯の明かり...最近では人々の認識から離れていっている暗闇に輝く星。
このアニメは、そんな星の良さを多くの人々にほのぼのとしたテンポで時には恋愛要素などを含めながら伝えています。
どんな星が出てくるかと言うと、“化物語”を視聴した方ならご存知の通り“夏の大三角”である、『デネブ』『アルタイル』『ベガ』や、オリオン座などなどの様々な星座が出てきます。
その中でも、私はこのアニメを見て初めて知りましたのですが“冬の大三角形”『ベテルギウス』『プロキオン』『シリウス』というものがあるそうです。そしてさらに冬の大三角形をさらに大きくした“冬の第六角形”…。 これらを形成している7つの星がこう呼ばれているのは、どれも一等星であるからだそうです。
このアニメを見て、私の知識は少し補完されましたw


ここから感想。
このアニメの全体的なテンポは悪くなかったです。 終始にわたって星のことについて話しているわけでもなく、時折ほのぼのとした学園生活や恋愛、そしてシリアスな展開などを交えていて、視聴者を飽きさせない話の流れとなっていました。 特に11話のシナリオは在り来たりではありましたがとても面白かったです。いや、むしろ、各話の構成が非常に良く出来ていたのでどの回もとても面白かったです!!


登場人物についてはヒロインの明野 美星の性格が天真爛漫で活力に満ち溢れていて、このアニメの元気の元となっていて良かったと思います。このアニメが明るくなるか暗くなるかは彼女のテンション次第じゃないか!?という程でしたw
あと、主人公の同級生の江戸川 正志の暴走具合もこのアニメの元気の源であり、笑いの要素は殆んど彼にありました。
主人公は、まぁかなり平凡で誠実な高校生兼ツッコミ要員。
いつも死にそうな部長も、そんな性質が天文学部のメンバーに合っていた気がします。
副部長はヒロインの暴走を自然と抑制しているような立ち位置であり、出来る大人という感じでよかったです。
蒔田 姫はこのアニメになくてはならないドロドロ要員(要因) 天文部顧問も同じ立ち位置ですよね。
生徒会長は、何処と無く“けいおん”の真鍋 和に顔が似ているような…。

主要登場人物に関しては、特にいなくても良いキャラはなくて私的には良かったです。 終盤の登場人物は若干インフレ気味でしたが…。


作画については、星をテーマにしているのですから星の作画・演出に関しては素晴らしかったです。特に最終話は最終話というだけあって、最高の出来。必見です。 完成度高し!!


最後に、このアニメは星をテーマにして、視聴者の心を癒してくれました。 そして何気なく「ちょっと星でも見てみようかなぁ」なんて気にさせます。
こんな星の見る機会が減った現代人(一部例外もありますが)にこそ見るべきアニメです。そして、星という存在を私達の心に刻みましょう...。

投稿 : 2011/11/07
閲覧 : 486
サンキュー:

26

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