disaruto さんの感想・評価
4.1
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
息吹く、その未来に
制作はエイトビットで原作はゲームです。
ジャンルは学園恋愛です。
前期「グリザイアの果実」のレビュー。
http://www.anikore.jp/review/1072492/
「グリザイアの迷宮」は主人公の生い立ちに関する話。
「グリザイアの楽園」はそれを受け、かつて救われたヒロインたちが主人公を救う話。
「迷宮」は1時間、「楽園」は30分×10話と、物足りない感もあります。
ですが、バッサリカットしテンポよく進んでいく点は大変好印象。
「果実」のように、ぶった切って薄味になっているという事も無く、ストーリーも楽しめます。
ぶっ飛び具合は拍車がかかっていた気もするけれどもねw
今作はバランスが良かったです。
目を引く描写・新登場のキャラクター造形・主人公の過去の掘り下げ・特徴的な画作り。
引きも上手く、次回が待ち遠しかった。
また、力の入れるべきポイントを制作側が明確に把握していたのも大きい。
「楽園」の4話とか、8話とか。
特に8話は映画を見ているかのような迫力満点のアクションで、度胆を抜かれました。
勢いは重要。
本作の独特の画作りは、アクションシーンでとにかく映えます。
シチュエーションの良さも、本作の良さの一つ。
主人公に救われたヒロインが結束し主人公を救うというのは、凡庸ですが燃えます。
また、主人公の姉や師匠の立ち位置が絶妙。
主人公の人格形成に深く関係していることが、シリーズを見れば明確に分かりますし。
ヒロイン組以外の“裏ヒロイン”の出来がいいですね。
一気に本作が面白くなったのは、“裏ヒロイン”たちのおかげかも。
あと本作は、私の好きな属性が満載な点が素晴らしいですw
{netabare}姉好きとしては、雄二×一姫の絡みは至高。
あんな積極的お姉ちゃんいたら、そりゃあね、うん。
茶目っ気たっぷりなのもステキすぎる。
男の娘好きとしては、雄二の女装も良い。
見ました?
あのチャイナドレス姿。
ただの天使ですよ、あれは。
オスロさんのセンスに脱帽。
そして敬服。
相変わらず、ゆりんゆりんな天音×一姫。
しかも時間のズレで、見た目上、誘い受けっぽさが強まっている不思議。{/netabare}
アブノーマルなものにテンション上がるのは、私だけ?w
こういう点はエ○ゲらしさがあって良いですよねえ。
自由な作風を感じる。
ぶっ飛んだ作風も、エ○ゲならではだと思いますし。
総括して、一期をもう少しどうにかしていれば…w
一期を最後まで見た方は、多分楽しく見られるかと。
どうでもいいですが、完成版OPがクール過ぎる。