ムッツリーニ さんの感想・評価
3.3
物語 : 2.0
作画 : 4.5
声優 : 3.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
ハマるのは個人の自由だけどね
なんというか……あざといですよね、全体的に。
メイド喫茶をキャバレーの一種だと頑なに思い込んでいる自分としては、彼女達の「かわいいやろ? こういうのがええんやろ?」みたいな振る舞いに可愛らしさを通り越してあざとさを感じてしまって好きになれませんでした。
アニメを観始めた十ン年前なら悶狂っていたかもしれませんが、今となっては……と思うところもあり、いまいちハマれない。これが年ってやつなんでしょうか。
そんな私が一言でこの作品を評するなら、「アニオタ導入編」という感じですかね。
いままでアニメを見たことがない客層を新規に迎え入れるには、十分な破壊力を持っている作品だと思います。
記号論的なキャラクターイメージをしっかり押さえつつ、美麗なキャラデザから浮かび上がるふとした仕草や表情は実に可愛らしいし、さらにはそんな彼女達が綺羅びやかなステージで流麗に舞い踊る様は思わず見入ってしまいます。
そんな彼女達の姿に心躍らせ、グッズを買い漁る気持ちもまぁ解らなくはないですし、そういった客層を狙っている作品なんだなと理解できます。
しかし私にはどうにも「ただそれだけ」の作品に見えて仕方ないんです。
まぁ、ただただ私には合わなかった、とそれだけの話なんでしょう。