退会済のユーザー さんの感想・評価
3.2
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
題材は良いと思いますが。。。
2006年、ノイタミナ枠
1~4話、5~8話、9~11話と、
それぞれ独立したオムニバス3話構成。
怪談という面白い題材ですが、正直物足りなさを感じます。
アニメーションとしての表現、物語の面白さ共に、第三話「化猫」だけ見れば十分だと思います。
(他のレビュアーさんも仰ってることですが)
第一話、「東海道四谷怪談」(鶴屋南北の「お岩さん」)
4話通して陰鬱な雰囲気ですが、原作が有名すぎて話の筋がわかってる割に、印象に残るような演出はなかったかな、と。
本当に怖いのはなんとやら、ですね。
第二話、「天守物語」(泉鏡花の戯曲)
原作は存じませんが、話はよくある展開なので意外性は無し。正直あまり期待出来ません。
作画は80年代風なのでしょうか。近年のアニメを見慣れていると、どうしても野暮ったく感じてしまいますね。
キャラ設定、終盤ぶっとびすぎて失笑しちゃいましたが、、、
これでいいんだろうか。。。
第三話、「化猫」(オリジナル)
まるで錦絵が動いているような画面構成と配色。
人物もコミカルにデザインされていて可愛いらしく、ほのぼのとした雰囲気なのかなーと思いきや、、、
化猫がひたひたと迫りくるシーンはアニメ調ながらも緊張感が感じられ、思わず見入ってしまいます。
個人的には化物語シリーズに近い印象なのだけれど、本作品を見たあなたはいかがですか?