しんばくん さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
悔しがることは大切だと思う
物語:3.8 作画:3.8 声優:4.0 音楽:3.4 キャラ:3.8 【平均:3.7】 (73.3)
ジャンル :スポーツ(野球)
話数 :全12話
原作 :神楽坂淳(小説)
アニメーション製作 :J.C.STAFF
監督・シリーズ構成 :池端隆史
キャラデザイン :神本兼利
音楽 :服部隆之
主人公声優 :伊藤かな恵
OP :「浪漫ちっくストライク。」作詞 - rino / 作曲 - 服部隆之 / 編曲 - 大久保薫
/ 歌 - 鈴川小梅(伊藤かな恵)・小笠原晶子(中原麻衣)
・川島乃枝(植田佳奈)・宗谷雪(能登麻美子)
ED :「ユメ・ミル・ココロ」作詞 - 畑亜貴 / 作編曲 - 渡辺拓也 / 歌 - 伊藤かな恵
参照元 :Wikipedia「大正野球娘。」
公式ページ :http://www.tbs.co.jp/anime/taisho/
【あらすじ】
時は大正14年。良家の子女が通う東邦星華高等女学院に通う鈴川小梅に、親友の小笠原晶子が、「一緒に野球をしていただきたいの!」と声を掛けた。突然のお願いに、思わず頷いてしまう小梅。しかし、なぜ野球なのか?ルールも、使う道具も分からないのに。可憐な乙女たちの奮闘物語が始まる。 公式ホームページ「各話紹介 あらすじ」より
【特徴】
①チャレンジングスピリット溢れる
②大正時代
③百合
④ストーリーがある
【特徴の説明】
①男尊女卑の時代。そして欧化が急速に進む時代。小笠原 晶子は野球部員である許婚の岩崎 荘介から「女は家庭に入るべき」と言われ、その前時代的発想に立腹する。そして晶子は石頭の荘介の鼻を明かすべく、女子だけの野球チームを作り、打倒男子を目論む。本作は晶子がメンバーを募るところから始まり、作中は女子部員たちが男子に勝つべく試行錯誤しながら野球に励む様子が描かれます。
②当時の暗い一面は描かれていません。描かれるのは当時の文化。制服はあるものの、着物が許可されていたり、大正時代における14歳という年頃の恋愛事情なども見所です。
③小梅をはじめとする女学生たちがメインです。彼女たちは終始明朗快活でしたが、百合アニメらしく女同士よろしくやろうとするキャラも居ます。
④物語は荘介の所属する朝香中学野球部との公式試合までの約半年間を描く。その為、時間の関係がそれほど重要でない日常系とは異なります。
【総括】
元気な少女たちが物語りを彩る作品。雰囲気はほのぼのと少々異なるが、基本的に肩の力を入れずに観ることのできる雰囲気です。物語に関しては大まかな流れを想像し易いかもしれませんが、結末に至るまでのコメディーは面白おかしく、飽きさせないものでした。サムネイル画像からも想像出来るように、視聴者を失意のどん底に陥れるような展開も無いので安心して最後まで観れる作品です。
【思った事・蛇足】
彼女らの物事に取り組む姿勢が今の自分には無く
啓発されることになるとは思ってもみませんでした。
なので
小梅たちが可愛いから和む…
と思っている暇がありませんでした。
素晴らしい。
己の姿勢を改めたい。
それにしても
良い所だけ掻い摘んで編集すれば立派な教材になりそうです。
それで部活をする中学生に見せたら良さそう。
でも予め情操教育を施すと断っておかないと
また変な教師が…と噂されてしまう。
きっと。
いや、断りを入れても問題になるか。
というか。
私が中学の時に観たかった!
先輩に言われるがまま何の疑問も持たなかった私。
今思うと非効率で不毛な練習をしていたような気がする。
残念。
もっと部活を有意義に過ごしたかった。
という具合に
以前のことを思い出したりした訳です。
結局視聴を終えて思った事ですが
物事を意欲的に取り組むには
“悔しがる”ことが重要で
悔しいさから努力する姿勢さえ大切に出来れば
万事うまくやっていけるのではないかと思いました。
●MVPキャラクター
川島 乃枝(かわしま のえ)
メガネと三つ編みお下げの子。
この子の発想は豊かです。
桜花会(部の名前)が強くなったのは彼女の貢献によるところが大きいと思う。
是非注目して欲しいと思います。
●グラフ[物語の転機が分かってしまう可能性あり※ネタバレ注意]
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