りおんぱん さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
「あんたの『正しさ』はどこにある?」
メディア王・海勝麟六が膨大な情報量と優れた頭脳を生かして
幾多の難事件を解決していた
しかし実は麟六の推理には裏がありそれをあぶり出すのが
結城新十郎とその相棒・因果
世間からは「敗戦探偵」と言われている
~感想~
1度挫折をしているが気を取り直して再視聴
最初の数話は戦後だったり謎の能力が使われたりと
情報がギッシリと詰められています
因果や別天王等「神」だったり「言霊」だったりと
称される彼らの持つ超常の能力
最初のうちは謎解きに使われるだけだったそれらも
別天王の登場からは謎の中に密接に関わって来るようになりました
トリック自体にはさほど重きが置かれているわけではなく
それら超常の力と関わった人間・戦争に振り回された人々
そして利用する立場の人間等様々な思想が入り乱れるいます
ミステリーアニメというよりも
それに関わる人間ドラマって印象の方が強いです
海勝麟六の用意した都合のいい推理に対して
新十郎があくまで現実的な真実を暴こうとする
新十郎の人の心の真実を暴くというスタンスが
ぶれていないのが良いと思います
「真実は一つしかないと思われるが、真実は無数にある」
確かに真実は無数にありそれも真実
納得させられる言葉でした
でもそれは人間が求める「欲望の答えの数」なのでは?
考えたらなかなか深い言葉です
グッと惹きつけられるものはなかったです
可もなく不可もなく…というところでした