ムッツリーニ さんの感想・評価
3.4
物語 : 2.0
作画 : 4.5
声優 : 3.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
軽音部とは(哲学)
某高校の軽音部に所属する部員たちのまったりとした日常を描く日常アニメ。
視聴を始めて最初の頃は、ちょっと音楽をやってる雰囲気もあって、「あぁ、これから文化祭かなんかに向けて厳しい練習に励む日々を描いていくのかなー」とテンプレ的に思いながらぼんやりと見ていたのですが、見続けていくうちに何か様子がおかしい事に気づく。
「あれ? こいつら全然練習してなくね? なのに上手いっておかしくね?」
いや、きっと画面外でいっぱい練習してるんだろうなって事はわかるんですが、本人達の音楽に対する躓きや喜びといった所謂努力の過程がほとんどと言っていいほど描かれないので、プロ並みの演奏をする楽器初心者という意味不明なカテゴリを脳裏に描いたまま置いてけぼりを食らう感覚になってしまうんですね。
「部活ものであるからには部活をすべき」という固定観念が私の中にあるからかもしれませんが、これをもし音楽アニメ、部活アニメというカテゴリに括るとすれば、「軽音楽を物凄く簡単な物のように見せてしまっている」という1点において駄作と言わざるを得ません。
もしまともな音楽モノをみたいのであれば、「BECK」や「のだめカンタービレ」等を強く推奨します。
さもなくば私のように最終回になってから「ああ、このアニメは楽しみ方が違うのね」と、今更のように気付いて後悔しもう1周するハメになります。
あ``ー、あずにゃんかわいいよあずにゃんprpr