esso-neo さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
あのプルが長生きすると声優は甲斐田さんになるらしい。
逆襲のシャアから数年経った宇宙世紀の話。ああ、おハゲ様は関わってない。故にあまり人を選ばない作品でもありつつ、その内容にはファンサービス盛りだくさんだ。しょっぱなから核爆発で人が燃えたりな!
戦争こそガンダムに通じる一貫のテーマではあったが、ユニコーンは宝探ししてる冒険の話だ。その海路にはどざえもんがぷかぷかしてたりどざえもんになる船乗りがもりもりでてくるわけだ。話の規模はでかくても船がいちいちでかかったり大艦隊と一緒になるわけでもないから人間関係は必然近しくなって大事なお話して死んで行く。作者いわく「父の話だ。」。大事な話をした親父たちはそりゃもうもりだくさん。実父はしょっぱなで死ぬ。生き残る親父もいるが、娘を失ったりする。親子ともどもいなくなったりする。この話でわりと重要で頑張ったブライトさんも息子を後に失う。リフレクタービームで巻き添えくらう親子とかまじエグいな。ガンダムたる所以だ。
しかしユニコーンはそのテーマがただのバックボーンになる。そんなもの次にさせねえぞと誰もが奮闘して結局ずりずりと昔に戻ろうとする。そしてF91で昔に戻る。所詮ガンダムの2次創作よとそしりを受けるが、ああ08小隊も0080も0083も小説「センチネル」もウイングもGもXもそうだね。枚挙に暇がないね。
確かに設定を持ち込んで好き勝手やったのだ。シリーズとして、同じ世界観として次は何がどーなってるかと考えるだろうが、それ要るか?
Gレコはガンダムだと断定する人がいる。ミノフスキー粒子、骨董のモビルスーツ、共通する単語と世界観。別に、それが重要な話か?単にスポンサーがサンライズとかバンダイだったってだけの話じゃねえの?スーツ着た金の亡者が乗ってるんじゃねえの?
たとえそれがミノフスキー粒子でなくとも、モビルスーツでなくとも、ガンダムのツラをしていなくとも、GレコはGレコだったろ。GだかJだかしらねえけど何か出来てたろ。おんなじ冒険活劇が。んで体力とか予算とか足りなくて断念するんだよ。残念だったけど割りと楽しんで見れた。話はつかめなかったけど。
ダグザ中佐の話、ご店主の話、ブライトさんの話、それらがユニコーンの味噌だ。まーこういう二人だけの大事な話って古橋監督うまいなー。話してるだけなのに見入っちゃうのがまた。古橋監督の次回作まだかなー。グリードアイランドとかやっちゃったら見ちゃうぜ。
それから、劇場でエピソードファイナルを見たけどあれには決定的な欠点がある。本編終わってあーもうガンダムとかいいやープラモデルだけデー終わった終わったと満足な余韻を味わったその瞬間にジ・オリジンの宣伝をねじ込んだ広報、絶対に許さない。絶対にだ。みねえよ。