「四月は君の嘘(TVアニメ動画)」

総合得点
91.6
感想・評価
5068
棚に入れた
20156
ランキング
28
★★★★★ 4.3 (5068)
物語
4.3
作画
4.3
声優
4.2
音楽
4.4
キャラ
4.2

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ネタバレ

missing31 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

丁寧な恋愛劇。王道だが良く出来ている。

いわゆる、
落ちぶれた天才が復活して活躍する系のアニメ。
そして、基本的には学園ラブコメ。

笑いあり、涙あり、ライバルとの熱い戦い。
少年少女の心を躍らせる要素はバッチリ抑えつつも、
「音楽」をテーマに、その心の動きを丁寧に描いた秀作。

人物描写としては恋愛アニメの代表格である、トラドラ、
トゥルーティアーズや凪のあすから、と同じく嫉妬と友情の間で
揺れるヒロインBと真っ直ぐで純粋なヒロインAがいて、
誰にでも優しくて良い奴の親友が居て、天才は恋愛音痴の
スタンダードな作り方。

しかしまあ、これだけ王道要素で作っているのだから
つまらないわけもなく、安心して観ていられる完成度の高さであった。

{netabare}
タイトル、語呂は良いのだが失敗だと思った。
なぜなら2話くらい観た時点でオチが読めてしまったからだ。
これで「ラストが秀逸!!!!」とか言ってる奴は死んだほうがいい。

そういった意味では、最近はアニメやSFの世界で評価されてきた
18禁ゲームの「車輪の国、向日葵の少女」や「CROSS†CHANNEL」等の
シナリオが、いかに優れているかを再認識させられたシナリオだった。

こういった「オチが予想できない、最後にドーン!」的な
シナリオは映画で代表的なものだと
「ゲーム」「ユージュアル・サスペクツ」等が参考になる。
(シックスセンスも有名だがアレは途中でオチが読める)

上記3作品、いずれも、物語の最も重要な部分が
突然視聴者に叩きつけられて、その瞬間硬直してしまう程の驚き。

「四月は君の嘘」は最後までオチが隠し通せたのなら
まさに歴史に残る傑作だったと思う。そこだけが残念だった。

{/netabare}

投稿 : 2015/11/22
閲覧 : 390
サンキュー:

5

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