スパイ隊長(休止中) さんの感想・評価
4.6
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
めちゃくちゃ考えさせる作品!
設定・ストーリーともに面白いです。ある人によって選ばれた12人(セレソン)は100億円を自由に使って日本を立て直すという使命を果たそうとする話。何回か動画を止めて、整理しながら見たので少々時間がかかりました。よく伏線回収してない、とこの作品に対する声を耳にしますが、たぶん自分で理解してくれ、みたいなアニメですね、これは。私も時間をかけて考え続けました。自分の解釈があっているかはわかりませんが、大抵のことは理解したつもりです。この作品は最初から謎だらけで、見始めたとき、どういうこと?と頭をひねってしまいました。腑に落ちない点としては、ヒロインがホワイトハウスにコインを投げ込む理由ですね。世界の中心(とヒロインが言っていた)でミサイルや理不尽に対するような何かを訴えたかったのでしょうか、参拝(神頼み)みたいな?。あとはほとんど適当に解釈しちゃいました。(笑)アニメ最終話での記憶末梢は1話(時間軸的にはもう少し前)とは違う意味を持つと思いました。{netabare} 1話・・・助けた人たちに裏切られ絶望し、今度は違う形で国を、国民を救おうとしたからだと思いますが、最終話・・・絶望ではなく希望を持てたからだと思います。自分があえて悪役を演じて多くのものにサイテー呼ばわりされても、信じてくれる人(ヒロイン)がいることを知り、記憶をなくしても見つけに来てくれると確信したんだと思います。ま、後は単純に完全な王(首相)になるためには無駄な記憶は邪魔になると思ったからだと思いますが。 {/netabare}一つ不満を言うと、セレソンの中で扱い雑な奴が何人かいたことですね。それはおいといて、非現実的な話ではあったけど考えさせてくれる作品は良いですね(時間がかかるけど)。
おすすめは、
future nova/school food punishment(劇場ⅡOP)。テンポにいい良曲。
※アニメ・映画2本、すべて同じ評価にしたのは全部通して一つの物語だからです。