あつやん さんの感想・評価
4.5
物語 : 3.5
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:今観てる
乗るしかないですね、玉縄と言うビッグウェーブに。
制作会社が一期の頃とは変わりキャラデザインが一新され
過去の回想までも全て新しくなっており
一期のデフォルメチックな絵から原作の表紙の様な絵に近くなりましたね。
(私はどちらも好きです。)
比企谷八幡と言うやや性格が捻くれた主人公が
生徒間やその他トラブルを自己犠牲になろうとも構わず解決していくのですが、
それが結果的に彼を想う周りの人間を傷付けてしまい苦悩する姿が
二期では多く見られ少々見るに堪えないシリアス展開が続いておりましたが…
6話から登場した玉縄と言うキャラクターの登場により
私のこの作品に対する見方は180度変わるのであった…
{netabare}
彼の台詞はビジネス用語を多用し所謂、意識高い系と呼ばれる様な感じなのだが、
「ロジカルシンキング(論理的思考)で論理的に考えるべきだよ!(真顔)」や
「お客様目線でカスタマーサイド(お客様側)に立つって言うかさ」等、
主人公の八幡に「(それ同じ事言ってんじゃねぇーのか…)」と内心ツッコまれる程、
何を言っているのか常人には理解できない翻訳必須の台詞回しを使う。
通常の言葉で彼の意見を否定した場合、
「No,No,そうじゃない。ブレインストーミングはねぇ、相手の意見を否定しないんだ。(一部省略)直ぐに結論を出しちゃいけないんだ。だからキミの意見はダメだよ☆彡」
この様に否定する事を即否定しイニシアティブ(主導権)は譲らない。
それに対し主人公の八幡は彼に合わせビジネス用語を正しく利用し規模を縮小する様に反論をすると
「(指を二回鳴らす)確かに!じゃあ近くの小学校はどう?」等と規模を拡大しようとする。
まるでビジネス用語を理解している様で実はあまり理解していない様子。
もしかしたら彼は所謂、中学生が英語を習い日常会話に正しい意味を理解していない単語を使いたがるアレの様な状態なのかもしれませんね。
それに加え彼が台詞を発する時はほぼ海外の人等が話をする時に手を良く動かす様なボディーランゲージを行うのだが、
この手の動きの作画がとても力が入っており指がヌルヌル動きくのである。
(よって作画の評価は☆5とさせて頂きました。)
玉縄及び玉縄に感化された海浜高校生徒達の台詞の後に
折本と言うキャラクターの「それあるッ!」「それいける!」「そーれあるあるゥ!」などの合いの手が入り
台詞+玉縄のモーション+折本の合いの手…この三つが合わさったディストラクションパワー(破壊力)とインパクト(衝撃)は絶大である。
7話でも彼の破壊力と折本の合いの手は6話の引けを取らない。
玉縄のビジネス用語は6話と比べるとやや控えめではあったものの
何に対しても「じゃあみんなで考えよう!」とこのスタイルをチェンジする気は全くない様だ。
今後の彼と海浜高校生徒達の活躍に期待せざる得ない。
{/netabare}
ネタバレに玉縄と6話での彼の輝かしい活躍について書きましたが、
個人的にとてもツボってしまいアニメで呼吸が苦しくなり腸捩れそうになるくらい笑ったのは久しぶりでしたw