鸐 さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 1.5
状態:観終わった
グロさをギャグにするとんでもアニメ
■1話-4話「糞アニメ過ぎるwww」
1話に1度以上「糞アニメw」って言っている気がします。
糞っ気を楽しむことが出来たなら、ギャグアニメとして楽しめることでしょう。
ちなみに、どこがクソかと言うと、
①主人公のお父様連呼がしつこい。
小夜ちゃんがお父様を好きなことは分かったから、洗脳ソングにまでお父様を出すのは止めましょう?
②敵がダサい。
気持ち悪いのは感じるんですが、普通に喋ってしまうので、怖さがそれほどありません。戦隊ヒーローの小ボスのようなあほらしさが出ています。
③前作の2つのイメージからかけ離れすぎている。
前の2作はEnglishの雰囲気を漂わせていましたが、今作はまるっきり舞台が日本ですし、CLAMPの癖が強くてとても3部作として並べられないほどかけ離れているように思えます。
しかし、ここまで散々批評してきましたが、意外とつまらなくは無いのですよね
期待感を持たせない分「クソだ」といってさらっと流してしまえるので、観るに堪えない作品とは違います。
絵もかなり綺麗ですし、そこら辺の糞アニメとは格の違う、愛ある糞アニメだとご理解ください。
■5話「一周回って面白い」
最後の場面で、古き者が現れるシーン、いいタイミングでした。
期待を裏切らない展開に思わずにやけてしまいました。
■6話「マミられてる!!」
断面描くの止めましょうよ。口からとげが出るのも止めましょう…グロいです
文人さんがお見舞いにコーヒーを持ってくるシーンがありましたが…
そういえば1話の小夜ちゃんの台詞「1日に1回コーヒーを飲まないと落ち着かない」とありました。最初はカフェイン中毒なのかなと思っていたのですが、何度か考えているうちに考えを改めました。東京喰種でも、コーヒーだけは飲めるという設定でしたが、ひょっとして、日本の吸血鬼ってコーヒーが飲めるのがセオリーなんでしょうか。
Bパートからはさらにグロさが加速しました。
このノリが続くんでしょうか。怖いもの見たさで気になります。
■11話「この作品で一番怖いのは人かもしれない」
展開が飛躍しましたね。
ここにきてようやく物語の全貌が明らかになります。かなり長い前振りでしたがここまで観て良かったなと思いました。今までのBLOODシリーズの概念をぶち壊す良い回でした。
■12話「あの食べ方は…とんがりコーン…」
相変わらずのグロさっぷりです。
同監督のAnothorにつながるような描写が多いですね。
グロくて怖いシーンのはずなのに、滑稽さが見えてしまいます。
6話までの評価はストーリーが2.5だったのですが、かなりブラックなギャグとして、面白かったのでおまけして3.0です。
「水島努監督とかいう良作アニメ請負人」というタイトルでまとめられた記事があります。BLOOD-Cの前半だけみた状態ではそんなことないと否定していましたが、12話まで視聴したらそうなのかもしれないと思うようになりました。ホラーや猟奇的なシーンをギャグに変えてしまうセンスに脱帽です。