ビアンキ さんの感想・評価
3.3
物語 : 1.5
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 5.0
キャラ : 3.0
状態:今観てる
ちょっとこれはどうなんですかねー…
レンタルdvdで14話まで視聴
まず
作画は非常に綺麗である
3DCGもそれなりのクオリティをもっている
「2003年放送」というところを考慮すれば ハイクオリティなのは事実である。
しかし今現在からすると 正直普通 。
作画も3Dも普通の出来である。技術的に目を見張る部分(アニメーションがダイナミックに動くとか、恐ろしいほど作画枚数をかけているとか)も私には特に見いだせない。
何よりも最大の問題は シナリオである。
本作は1話だけとりあえず抜き出して観ればそれなりにしっかりとした起承転結があり、見られるものにはなっている。
そしてそれはそれなりに面白い。
しかし続けて数話みると、どうも1話1話ごとのシナリオの繋がりが薄い。
ある回の終わりで「引き」となるシーンを作ったと思ったら、その次の回で「前回の引き」とはまったく関係ないところから始まる回が目立つ。
そのせいでシナリオがブツ切りにされているような 感覚になる。 数話続けて見るとちぐはぐ。
「前回の引き」をちゃんと生かしている回も確かに存在はするけども…
上記以上に問題なのが説明不足すぎること。
・主人公たちの乗っている乗り物はなんなのか
・なぜ主人公たちは手紙を運んでいるのか
・クラウディア液って何だよ
・なぜこの世界は戦争しているのか
・第二話だったか、オープニングにもあるけども
2つの飛行船が向かいあって人間同士で撃ち合う戦闘はなんの意味があるのか。普通に大砲で一掃しちゃえばいいじゃん。
謎は尽きない
必ずしも作品中で全て説明しきるのが良いことではないとは思う。
初見で謎だった部分でも、のちのち説明される事柄も確かにある。
が、基本的に本作はわざわざ説明しない理由が無いことまで説明しない。
音楽は素直にいいと思う。オープニング曲 、エンディング曲 、作中BGM3つとも。
放送から10数年たった今でも、いまだにそれなりの知名度とファンを持ち、名作とされることも多い作品だが、
「今現在からみれば 普通の」作画クオリティーと3DCGで評価されたとしか思えない。
褒めるべき点は多い 。しかしこれが「名作」と呼ばれているのは、過大評価としか思えない。
私は本作を今現在見ている途中だが、これからも観続ける。それは本作がそこそこ面白い「秀作」だからである。
下手くそな文章お読み頂き、ありがとうございます。