ビアンキ さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
どれだけはなれていても…
いきなり
「プレゼントデイ プレゼントタイム
HAHAHAHAHAHAwwwwwww」
という謎の台詞から始まるアニメ
独特で奇抜な背景美術や効果音、
あるいは音楽といった「作品を形造る演出的な面」と、
1998年当時のパソコンオタク(=本作品の制作者、
ネットのどっかで見た話だが、
本作品の制作者はパソコンオタクが非常に多かったらしい)
が予想、想像したであろう
パソコン通信が特に発達した近未来の世界の雰囲気や日常、
そしてその日常がネットの世界に徐々に"侵食"されていく
「まさに今!その時」
を描いたシナリオ
この2点が本作の特に大きな魅力だと思う
良く難解な作品として名の上がる本作だが、
少なくとも本作のシナリオの大筋に当たる(はずの)
主人公:岩倉玲音が
何者で、
どこから来て、
何をしたのか、
という部分までは作品中でちゃんと理解できるように
説明、描写されているはずだ。
ただそういう自分も第5話で主人公の姉がどうなったのか、
とか細かい部分が良く分かってなかったりするが…
さて
最終回、本作品の主人公、
岩倉玲音が「何者になったのか」
という部分が最も、
多くの視聴者の間で意見が分かれるところだと私は思っています。
もうこれは製作者から見ても完全に
視聴者個人個人の考えにまかせるってとこだと思うのですが
私個人は玲音は「情報になった」と解釈しております。
そしてもうひとつ
「本作品のテーマ」
皆様はなんだと思いますか?
私個人は「友達」、あるいは「友情」だと思っております。
もちろん
「玲音は何者になったのか」
そして
「本作品のテーマ」
共に私も全く考えの違う方もいらっしゃると思います。
そういった他の「個人」の考えや解釈を、
見たり聞いたりするのも本作品の大きな魅力であり楽しみの一つだと思います。
魅力3つになっちゃったな…
下手くそな文章を読んでいただきありがとうございます