ぶらっくもあ(^^U さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
酷トラウマ略ラブコメ弱ミステリー
原作えのきづ氏による漫画作品、原作未読、
{netabare}
他人の心が読めてしまう女の子の物語、開始早々物心ついてからの主人公の経てきた人生が流れるるがこれが超鬱展開、にしても酷いね、園児期変な子、小学生期気持ち悪がれ、やがて家族にも疎まれ母親からも捨てられ、、そりゃ100パー読心されりゃ気持ち悪いし周り引くだろうがそんな奴ばっかかな?他人の本音丸聞こえしちゃう方もそうとうなストレスだし、心穢い根腐れ人間ほど読まれりゃ困るって法則もあるなら良い人も居ただろうに、祖父や寺の坊さんとかね、追い込まれ独りになり唯一友達だった公園の猫も捨てられ慟哭、転校繰り返し、、、
ここまでが{/netabare}開始10分鬱回想後、
いきなり雰囲気明るいオープニング、ナンダナンダ?(この曲がけっこう小気味良かったりもする、、ゴシゴシナデナデ)
転校後クラスで隣の席になった真鍋義久、いい奴に出会ったね、
真鍋「傷つけたくないだ?ふざけんな!傷ついてんのはお前の方じゃないのか?」
琴浦「そんな事言われても仕方ないじゃない、私だって独りは嫌だよ!傷つくのもつけられるのも嫌、けど一番嫌なのは、、いやなのは大事な人が離れて行くこと!だったらもう最初っから独りの方がいい、」
真鍋「なあ琴浦、心が読めようと読めなかろうと、離れる人間は勝手に離れて行く、でもな、世の中そんな奴ばかりじぁないぞ、俺がお前と一緒にいる、何があっても離れてなんかやらねえ!」
えらいっ!よく言ったっ、という事で視聴決定~♪
したんだけど以降各話比較的安穏なラブコメ展開が続く、一貫してるのは幼少時よりのトラウマから来てるだろう琴浦のマイナス思考かな、
琴浦の入る事になるESP研究部の部長御舟 百合子というのも明るいお姉さん的キャラなんだけどやはり{netabare}千里眼だった母親の自殺という{/netabare}トラウマ抱えてて何かありそう、副部長(チビメガネだけど声はイケメン)との関係もね、
クラスメイトで真鍋巡る恋敵なこともあり当初琴浦をかなり苛めてた森谷 ヒヨリに関して、和解後いきなりいい子ってのはちょっと不自然だったかな、まあそんなこんなで描かれる殆どのラブコメ回をどう観るか、面白ければそれで良しなんだけど、
9話から、とある事件境に私的注視度増し以降11話までが面白かった、事件そのものについてはネタバレ避けるけどその事件に伴うかたちで部長や副部長或いは森谷の恋にも一応の決着がつく、、{netabare} でも真鍋よ「何があっても離れてなんかやらねえ!」啖呵きったんなら事件真っ最中琴浦とケンカなんぞしてんじぁねえぞと、 {/netabare}
事件も解決し最終話で様々{netabare} 母親との関係も{/netabare}一件落着という事で、
主人公琴浦可愛く描かれてるしオープニングも気に入った、相手役の♂真鍋いい奴というのも視聴理由、ただ、どうしても受け入れ難い人物設定もあってそこが私的には惜しかった、
{netabare}
この作品物語序盤の10分間主人公の鬱回想が物凄く重い、そこで印象的だったのは母親像、娘可愛くてしかたないごく普通のホンワカした優しいお母さんが娘の成長に伴い発露する異能力に戸惑い、心配し寺、病院、心霊、娘助けたい一心であらゆる場所かけずり廻る、異能だろうが病気だろうが何だろうが母親の想いは共通だよね、ところがだ、娘の異能のせいかも知れないがやがて家庭不和、離婚、そこまではあるだろう、でも結果荒んだ母親最後に子供に絶対言ってはいけない言葉を憎しみ込めて吐き子供を捨てる、
「あんたなんか生まなきゃよかった」
日常茶飯親子喧嘩等で売り言葉買い言葉的なものならともかく、娘忌み嫌い憎しみ込めて吐かれた言葉、
なのに、、最終回では、いきなり娘の部屋に勝手に上り込んでクダまく母親だけど、ちょっといい加減で大ざっぱくらいのキャラ設定、枕で娘とケンカしつつ最後は娘に「ごめんね」で仲直り???
親失格な言葉吐き娘捨てておいて人物設定上それはないだろう、もしそういうラストにするならば、娘から離れる際もそれなりの描き方あったはずじゃないかな、回想中の母親の変わり様もどうかとおもったけどね、森谷 ヒヨリの人物設定もまたしかり{/netabare}等あったけど、冒頭鬱打ち込み型トラウマ持ち主人公の若干毛色変わったラブコメという事で完走した次第です。