「アイドルマスター シンデレラガールズ(TVアニメ動画)」

総合得点
71.6
感想・評価
1011
棚に入れた
4819
ランキング
1314
★★★★☆ 3.8 (1011)
物語
3.6
作画
3.8
声優
3.8
音楽
4.0
キャラ
3.9

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sekimayori さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

アイドルよりも、花言葉に詳しくなりそうな

アイドルたちとプロデューサーの群像劇(?)、前半戦。

1クール目は夏に向け力を溜めてる段階ですが、とりあえず前半戦の感想は、
中盤まで:おお、やっぱりアイマスだ!
後半:おお、やっぱりアイマスだ……。 って感じ。
あと、みくにゃんのファン辞めて前川さんのファンになります(絶対スタッフにみくにゃん推し多いよね)。

現時点で書けることの第一は、ディテールの細やかさ。
さすが高尾統子監督、なのかはわからないけど、小物(植物、時計、ルービックキューブetc.)を使って状況の推移や登場人物の心情を語る姿勢が徹底しています。
何度花言葉をググったことか。
各場面の光の当て方・光量の増減や、レイアウト・画面上のキャラの距離感や体の向きによる雰囲気作りも、はっきりと意図を持って行われてるっぽい。
ソシャゲ原作の極端なキャラ付けに対し、アニメが陥りがちな言語情報の過剰を避け視聴者に行間を読み解かせる演出は、バランシングと没入感醸成という点で効果的な試みだと思います。

第二は、(第一とも重なるけど)前半の1、3話の出来の良さ。
特に1話は、アイドルアニメというタコツボ化した(なんか最近の人気ぶりからはこの認識おかしいんじゃって気にさせられるけど)分野に収まらない、普遍的な魅力を感じた。
卯月のシンデレラストーリーと、凜とPのガールミーツボーイ=新たな世界との出会いの始まり。
それが丁寧な脚本とお手本のような演出で、必要十分に描かれていて。
あとやはり、手書きライブは高まりますね。
お願いシンデレラのシーン、暇あるごとに観返してました。

ただし、上の二点が、後半に少し不満を感じる要因にも転じた印象。
8話以降は各キャラ・ユニットの当番回が多く、カタログアニメの色彩が一気に強まって。
アイマスのビジネスモデルからは当然の帰結なのは重々承知だけど(実際アニマスもそうだった)、あの1話や3話を観てしまうと、もっと自然に、全体の物語の進行の中でキャラを描けたんじゃないかと、無いものねだりをしてしまいます。

またそれぞれの話の内容がちょっと雑だったりで、丁寧なディテールがもったいない感も。
そもそも1ユニット1話という時間的制約がすごく強いのはわかるんですが、細かな演出が、脚本の手が回らない部分を補う「時短」的な役割を担うに留まりかねないことが残念。
演出と脚本、あまりに演出が勝ちすぎると、手段と目的の逆転じみた居心地の悪さを感じちゃって、我ながら贅沢な視聴者だよなー。

以上、途中から微妙に愚痴気味ですが、思い返せば元祖アニマスも同じような構成。
また、6話7話は物議を醸したけど、各キャラの期待と現実の齟齬、(ディス)コミュニケーションという題材の方向性自体はすごく面白かった。
このテーマはアニマスでも描かれ、結末に満足させられただけに、2クール目には期待が高まりますね。
時計の針が12時を指した時何が起きるのか、楽しみに夏を待ちたいと思います。
2クール目のサブタイは、ちゃんとネイティブとかの英語監修入れてね……。

あと個人的に、みくにゃん優遇が続いてくれると、それはとっても嬉しいなって。
個別回に文句言っときながら、アスタリスク回はみくにゃんの嫁度の高さにブヒりまくっておりました。
みくにゃん状態じゃない眼鏡ショート前川さんの学園生活に1話丸々割いてもらっても構わなくってよ ?(・ω・)ブヒ

投稿 : 2015/05/11
閲覧 : 403
サンキュー:

20

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