「新世紀エヴァンゲリオン Air/まごころを、君に(アニメ映画)」

総合得点
83.9
感想・評価
1447
棚に入れた
8429
ランキング
308
★★★★☆ 4.0 (1447)
物語
3.9
作画
4.0
声優
4.1
音楽
4.1
キャラ
4.1

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ネタバレ

しんばくん さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

もう一つの結末 最後の使徒襲来

ジャンル        :SF
原作          :GAINAX、庵野秀明
アニメーション製作 :Production I.G、GAINAX
総監督         :庵野秀明
監督          :鶴巻 和哉(#25)、庵野 秀明(#26)
脚本          :庵野秀明
キャラデザイン    :貞本義行
メカニックデザイン :山下いくと、庵野秀明
音楽          :鷺巣詩郎
主人公声優      :緒方恵美
ED(#25)        :「THANATOS-IF I CAN'T BE YOURS」作詞 - MASH / 作曲 - Shiro SAGISU
              / 歌 - LOREN & MASH
ED(#26)        :BMV147「心と口と行いと生活で」より「主よ、人の望みの喜びよ」
              作詞・作曲 - ヨハン・ゼバスティアン・バッハ

参照元        :Wikipedia「新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に」

【あらすじ】
 TV放送版未視聴の場合ネタバレするため、割愛。

【特徴】
①TV放送版24話の続き(TV放送版25話、26話とは別)
②濃密

【特徴の説明】
①本編の26話(TV放送版最終話)まで視聴し終えてからでも問題ありませんが、24話(TV放送版)→25話(旧劇場版「Air」)→26話(旧劇場版「まごころを、君に」)の順が本来のストーリー。因みにTV放送版25、26話は旧劇場版(本作)とは繋がらない。 
②一通り用語と設定を頭に入れておいた方が分かりやすいです。物語の結末の部分にあたり、2話で一気に畳みます。

【総括】
 TV放送版とは別の結末を描いた物語。しかし、多くの伏線を残した状態でTV放送版は終わるため、わだかまりが残ると思われます。もし、そのような問題が起こったとき本作を観る事で解消できます。なので、個人的な意見ですがTV放送版と本作はセットで視聴するべきだと思いました。



【蛇足1:視聴結果】

以前に『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』を観ていたのですが
そこに至るまでの過程を観ていなかったのです。
なので今回は『Air / まごころを、君に』を視聴。


ですが
失敗してしまいました。
結局始めからの内容を覚えていない状態だったので
良く分かりませんでした。


うーん。間抜けとしか言いようがない;


私は失敗してしまいましたが
私と同じくおぼろげにしか覚えていないという方に朗報があります。
それは
『DEATH (TRUE)^2 / Air / まごころを、君に』で
TV放送での内容を簡潔に振り返ることが出来るそうなのです。
また
サラッと観たい、時間が無い、忙しい
という方はこちらを視聴したほうが良いのかもしれません。
160分。


因みにこのタイトルは
一部同じことを上でも書きましたが
「Air」が25話
「まごころを、君に」が26話
そして
「DEATH (TRUE)^2」が1話~24話の要約+α
という内容になります。


私は下調べが足りず
こちらを選べばよかったと少々後悔。


【蛇足2:思い出とか】

取り留めの無い話です。

{netabare}本放送終了から数年経った私が中学生だった頃。
今では疎遠となった友人の思い出。
当時彼はエヴァにどハマりしていた訳ですが
並々ならぬ程のマハり方だったのです。


大抵
口を開いて三言目にはエヴァの話。
そして同級生、先生
ちょっとからかい甲斐のある人物はナンバリングされ
「第○使徒襲来。デン・デン・デン ドンドン デン・デン・デンry」
こんな具合でネタにされてしまうのです。
更には彼がテスト中
「逃げちゃダメだ 逃げちゃダメだ 逃げちゃダメだ」と突然呟き始める始末。
恐らく解けない問題に追い詰められてヒートアップしてしまったのでしょう。


当時の私は彼のことを「五月蝿いヤツ」とか「変なヤツ」とは思っていませんでしたが
正直「面倒臭いヤツ」とだけは思っていました。
今になって思い返すと
彼は中二病を発症していたのかもしれないと
そう思いました。
そして当時何故そんなに嵌ったのか
最近になって想像がつくようになりました。


エヴァの存在を知らず
其れ自体は中二病の彼から教えられたのですが
作品の良さ自体を彼の口から語られることはありませんでした。
もしかすると彼にとって作品の良さは漠然としていたのかもしれません。
ですがその代わり「エヴァ初号機」「綾波レイ」のキーホルダーを得意げに見せびらかし
特に綾波レイのことを何やら熱心に語っていたような気がします。


描かれる映像は過剰なまでの演出と過激な描写
そしてピッチリとしたボディースーツを着たちょっぴり艶かしいキャラクター。
年頃の少年が一度観てしまったら最後
目が離せなくなるに決まっています。
(大分失礼な想像ですが)


そしてそんな彼を思い出してふと思いました。
これだけエヴァンゲリオンが息の長い作品である訳は
私と同年代の方々が過去を懐かしむ為
改めて見直してみると各々のシーンに込められた意図が分かり
奥深い作品だったという事に気づかされるといった寸法なのだと思いました。


実際その辺どうなのでしょう。
私みたく今一度理解を深めようとリピートする人も居そうなので
それも息の長い作品にしているような気もします。
しかも先のストーリーを書ける余地を残していますしね。


以上
思い出と雑感でした。{/netabare}

投稿 : 2015/05/11
閲覧 : 615
サンキュー:

7

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