鸐 さんの感想・評価
3.1
物語 : 3.0
作画 : 4.5
声優 : 2.0
音楽 : 4.5
キャラ : 1.5
状態:観終わった
恋愛感が頂けない
新海誠作品を観たのはこれで4作目
ほしのこえ→雲の向こう約束の場所→言の葉の庭→秒速5センチメートル
の順番で見ましたが、相変わらずの映像美。
いつも空気が澄んでいて、全てが真新しく見えるのに、季節ごとの空気感をしっかり持っている独特の空気感を感じます。
特に凄いと思うのは、水と草と無機物と影。一見同じように光り輝いているように見えるのに、素材ごとの質感が失われていないことが素晴らしいです。
話の良し悪しは好みの問題でしょうが、あまり好きな内容ではないです。
毎回思うのですが、もっと爽やかな恋愛は描けないのでしょうか。
爽やかという意味では1話の桜花抄は、爽やかではありましたが{netabare}中学生の女の子が夜遅くまで一人で待っているシーンは頂けない。さらに、そのあと納屋で一夜を過ごしたのはもっと頂けない。{/netabare}親が帰って来るのが遅いのかなと都合をつけようとしたけれど、後のはもう都合のつけようがないですね。ただ呆れるばかりです。
2話のコスモナウトも、爽やかと言えば爽やかなのですが、1話の事があるので、どうしようも無い感じがします。
3話は始まってすぐに、{netabare}3人目の女か!と突っ込んでしまいました。それなのに、最初の女の子が忘れられ無いのですね。モテる男とは、羨ましいです。{/netabare}
3話を通して、主人公の男の子がマダオに成長していて悲しいです。
主題歌は、いい雰囲気でした。
音楽に合わせて切り替わる場面が良く合っていて、これを作りたいために話を作ったのかなと感じました。
新海監督の映画作品は4つとも同じ感想を持っているので、ほかの作品を見ようかどうか悩んでいます。絵は綺麗なので、それだけで見る価値はあると思うのですが、嵌るというほどではありません。