ホムンクルス さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
タイトルなし
『かるた』と言われて想像したのは小学の頃やったような『遊び』と思います。
私もそうでした笑
その感覚のまま見ると私たちが想像する『かるた』と作中の『かるた』は全く違いそのギャップと今までないような変わった世界観にグイグイ吸い込まれます!
そして、この作品はスポ根のような熱さがあります!
ひたむきに競技かるたと向き合う姿、ライバルとの勝負、弱い自分との葛藤、師弟関係の繋がり、先輩後輩関係などと王道のスポーツ漫画のような要素がこの作品には詰まってます!
且つサッカーや野球、バスケなどと言った王道スポーツとは違いスポーツと認識されてない言わば邪道スポーツと言うべきジャンルという新しい感覚の作品だと思います。
そして、読まれる札の駆け引きの心理戦だけでなく実力と実力のガチンコ勝負もある楽しみどころが多彩な作品です
そして、かるたは『小倉百人一首』を元にしているのでそれに合う感じの派手さがない優しいタッチの絵で主に明るい絵が特徴です!
そして、私が熱いと思ったのは心情描写です!
1人1人悔しい気持ちや、相手に勝ちたいって思い、さまざまな葛藤が描かれていて且つ見ている側にその思いが伝わってきます!
一致する思い、すれ違う思い、そのすれ違う思いに他方が気づいたときの思いなどよく描かれていてキャラを引き立ててます!
その思いも『百人一首』の詩とリンクさせることもあるとてもいい作品です!
私は古典文学などに興味はありませんでしたがとてもたのしめました!