sherlock さんの感想・評価
4.3
物語 : 5.0
作画 : 3.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
“信頼”…追い風よりも背中を押し支えてくれる力
今回は一期よりもチームとしての絆が強く描かれていて
とても熱い気持ちを感じることができた!
箱学と総北それぞれのメンバーがそれぞれの想いを託しながら脱落していくシーンは
どれも感動してしまったが
一番良かったのは13話の田所が「ありがとよ…3年間…」という言葉を残して
最後の力を振り絞って箱学に引き離されないよう必死にペダルをこぐシーン…
鳴子の涙につられて思わず泣いてしまった
そしてそこからの15話より鳴子の「やっと休める」の一言…
脳に酸素が足りなくなって目が見えなくなってまで
箱学に追いつくという自分の信念を曲げず皆を引いてく後ろ姿…
{netabare}『男なら背中で語れ』{/netabare}という言葉を象徴したシーンだった
スプリンターは一瞬の勝負のために長い時間必死に練習している
それはまさにロードレースを生きる蝉の一生ではないだろうか←良い例えが思いつきませんでしたw
皆さんは今までにペース配分を考えずただひたすらに何かに取り組んだことがあるだろうか?
<ここからはアニメの内容とあまり関係ないので読まなくて大丈夫です!!>
{netabare}
恐らく多くの人が最後の最後までスタミナを温存して最後に頑張るというスタンスではないだろうか
実際僕も昔はそういうタイプだったから今までやみくもに何かに取り組んだことがなかった
しかし、部活の先生に昔言われたある一言で生き方が大きく変わった
{netabare}“最後まで全力を出せない人間は最後でも全力を出せない”{/netabare}
最初はよくわからなかったがよく聞くと
ゴールラインを切るまでに全力を出し切るためにはゴールラインよりも手前で全力を出し切らなければ
ゴールしたときにまだ余力が残っているという意味である
言葉では理解していたが、
人生においても同じことが言えると最近になってようやく気づいたw
がむしゃらな姿はかっこ悪いから少し余裕をもって取り組もうと思っているといつまでも全力は出せない…
また、毎回自分でも納得できるぐらい死ぬ気でやっていると
ゴールまで続かないとわかっていても新しい何かが見えてくると感じるようになってくる
そうやって得たものは普通に達成して得たものよりも大きい気がする…
{/netabare}
は~い、ということで相変わらずテーマが壮大になってしまいますがww
このアニメは新開さんの一ヶ月のカロリーメイト代がいくらか気になr…じゃなくて(笑)
ロードバイクは荷物(全力を出し切った選手)を下ろすことでより重みを増していくスポーツなのだと
感じさせてくれるアニメなので興味がある方はぜひ一度観てみてはいかがでしょうかヽ(^o^)丿
P.S.
昔広島に住んでいましたが広島呉南工業高校の選手みたいに
あんな口調で話している人は見たことがありません!笑