N0TT0N さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
モテないし、全力疾走で綱渡りする。
これはかなり優秀なギャグアニメです。
が、精神的に視聴注意、Rー15?な気がしないでもない振り切れてる作品だと思いますw
メンタルに不安のある中学生は視んな!って感じです。
内容は、ぼっち主人公"もこっち(女)"の学園妄想劇場で、名前の付いたキャラがほとんど登場しないという稀にみるソロプレーアニメでした。
言ってみればフルコンタクトの1人メンタル格闘技、フルもこっちアニメ!ってところでしょうかw
まあ‥そんなイミフな表現しなくても、『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』というタイトルがネタバレなくらい内容を表現しているわけですがw
ストーリー展開は鬱とギャグの綱渡りアニメで、2割くらいは救いようのなさとどうにもならなさが強く出過ぎてて笑えない。。というかイタいんだけど、
いやいや(; ̄∇ ̄)‥それはどう考えてももこっちの選択肢が間違ってるだろwってときはかなり笑える。この振り幅が結構スゴいw
基本悪意のある人は(もこっち以外w)登場しないので、鬱でありながらドロドロ感はほぼ0。
それがこの作品がギャグたりうる絶対条件で、その辺が徹底されているのが結構安心して笑える原因じゃないでしょうか?
作品の構成は、おそらく全台詞の80%はもこっちの台詞、その中の95%は心の声だったんじゃないかと思いますw
これって1人の声優さんにかかる負担、責任が尋常じゃないだろうと思うけど、まぁ完っ璧な出来だったと思います。スゴいです。
で、その主人公のもこっちですが、 ま~ぁ脳内でしゃべるしゃべる。ゲスい突っ込み、ゲスい自虐からご都合補正全開の妄想まで、ジェットコースターのようにネガティブとポジティブを行き来します。
そしてほぼ全ての妄想は前人未到、未知の領域に向かっていきますw
「モテたい」などという目的を達成するための手段が脳内で変換されすぎてて原型を止めない結果を導き出しちゃいますw
「も、もこっち‥?
ちょちょ、危ないって‥」
「いやいや違う違う」
「も、もこっち?!
だからそっちじゃないってぇぇぇっっつ!!!!」
という方向にわき目もふらず全力疾走ですw
この辺がなんかプロデュース欲を激しく刺激してきますw
ここらへんの振り切れ具合と妄想のゲスさが激しくツボります。
内容
しかし、制作さんはよくこの鬱ギャグバランスを発見したと思う。
opの曲調とか、もこっちの可愛くなさ加減、逆に可愛さ加減。クラスメイトなどの嫌味のない普通さ。キャラ画。作画の色使い、独特の光表現。個人的にはほとんど全ていい方向に作用したんじゃないかと思います。
最後にもこっちへw
もこっちのその無謀なまでのチャレンジが、只の黒歴史で終わることなくポジティブな未来につながることを願ってやみません(`∀´)ゞ!
ってか
もこっち=カワイイという自分の基準が謎w