RickyJP さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.5
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
何もしなくたって明日はくるけれど
まずアニメについて大雑把に説明すると、
子供達だけで、食糧などが限られる中、宇宙を漂流し続ける話です。
普段世話をしてくれる親は勿論、社会の監視がなく、絶望的な状況で生き抜く様々なキャラクターを描いています。
初めは学生達で協力して乗り切ろう!という暖かい雰囲気があるのですが、
それは生き延びていれば救助が来るという自信があったからで、
救助どころか、国家に攻撃され、次第に恐怖が船を支配しだすと、
様々な行動を起こす派閥、キャラクターが現れ、
それぞれの思想が、人生がぶつかり合います。
良い点としてはアニメでしかなかなか描けない設定でありながら、
群像劇に焦点を合わせているところです。
でもってかなりリアルでなまなましい・・・
アニメでそんなリアルな要素いらねえよ!って人は向いてないです。
後音楽、好き嫌いあるかもしれませんが私はかなり好きです。
EDはちょっと古臭いですが・・
悪い点は声優と作画です。
最近の作品になれていると声優に違和感をかなり覚えると思います。
また作画は悪くはありませんが古い絵柄のためそこでダメな人も多いと思います。
しかしそれを我慢してみる価値はあると思います。
このアニメ、かなり名言が多いです。
個人的には最終回のコウジのセリフがかなり印象に残ってますし、
このアニメを見るつもりがない人も、このセリフは知ってほしいです。
「なんかさ、思うんだ。 うまくいかないことって、しょっちゅうあるし、毎日のように、むかついたりしてる、そうゆう流れは変えられないんだよな。 でもさ、そうじゃないんだ、その中でも、おれらは考える必要があると思う。 黙ってやってくる未来は、あしたには繋がんない。 そんなあしたなんか、おれはいらない」
あらすじ読んで面白そうと思ったら是非見てみてください。