ローズ さんの感想・評価

3.1
物語 : 1.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態：観終わった

冴えない主人公が何故モテる？【酷評注意】

安芸倫也（あき　ともや）は坂道で加藤恵（かとう　めぐみ）と出会い同人ギャルゲームを作る事を思いつく。
安芸が中心となって加藤、
幼馴染の澤村・スペンサー・英梨々（さわむら・すぺんさー・えりり）、
先輩の霞ヶ丘詩羽（かすみがおか　うたは）、
もう１人の幼馴染である氷堂美智留（ひょうどう　みちる）と共に同人ゲームを作成する事となるのだが……

はぁ、またか、という点が多々あります。
・何をしなくても美人の女性からモテモテになる男の主人公
・全く三次元の女性に興味の無い男性
・才能が溢れているサブキャラ
・主人公を好きになる女性達
など、視聴者の理想的なシチュエーションを具現化した作品です。

作中作として同人ゲームを作ろうと行動するのですが、どの人物も天才的。
主人公に魅力があるとは思えないのですが、何故だかゲーム制作に協力する事となります。
相手はプロとして その分野ではデビューしています。
プロに頼めるほど金銭に余裕があるのでしょうか。
お金が目的ではなくても手伝う事はあるのでしょうが、自分だったら無名の同人ゲーム制作者に協力する事は時間の無駄だと考えてしまいます。

主人公のどこに魅力があるのでしょうか？
確かにオタクとしては立派なオタクです。
ただモテる要素が見当たりません。
あくまでフィクション作品という事は分かっていますが、ラノベ原作の作品は読者（視聴者）に媚を売っているとしか考えられません。
読者（視聴者）と主人公を同一視させてモテモテ気分を味わいたいのでしょうね。
自分には本作品の原作者が萌え豚相手に満足するような内容としか思えません。

ラノベとしては常識なのでしょうが、現実にはあり得ない事に目を瞑ってはいけません。
アニメやラノベはフィクションです。
少しは現実と向き合って下さい。
ラノベのベタな展開が好きな人には楽しめる内容なのでしょうが、自分には現実逃避としか思えないような内容の作品でした。


【追記】
続編が決定しました。次は面白い作品になる事を期待しています。