ようす さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
「彼に報いたい。彼に気づきたい。僕も彼のことをわかりたい。」
↑あ、BL作品じゃないですよ。
ヒロインの凛々蝶ちゃんがボクっ娘なのです。
さて、「妖狐×僕SS」を初見で正しく読めた方はいるのでしょうか?笑
読み方は「いぬぼくシークレットサービス」です。
…「読めるかっ!」となりましたw
どちらかと言えば女性向け作品なのかな?
でも女の子もかわいいし、男性でも楽しめるのかしら。
12話+特別篇1話の全13話です。
● ストーリー
メゾン・ド・章樫(あやかし)。通称:妖館(あやかしかん)。
そこはシークレットサービス付きの最高級マンション。
その実態は、妖怪の先祖返り達が住まう秘密のマンション。
ストーリーはあってないようなもの。笑
一応事件のようなものはあるんだけど、強い見所があるわけではなく。
この作品で楽しいのは、キャラによる掛け合い関わり合い。
物語は12話で完結?しています。
個人的には、この終わり方はちょっと予想外でした。
もっとぼんやり終わると思ってた。
● キャラクター
この作品は、キャラが完璧です。
男の子はかっこいい&かわいい。
イケメン執事が忠犬のようにあれこれお世話をしてくれたり、
うさ耳つけたお調子者による兎劇場が始まったり…。
(SM野郎は、旅に出るキャラでほんとにバランスよかったww)
私のお気に入りは、渡狸(わたぬき)です♪
かわいすぎて、カルタとの絡みのたびに悶えてましたw
「俺は不良(ワル)だぜ!」
うん、渡狸は不良だよ~かわいいよ~(*´Д`)
「強くなってカルタを守る!」
という一途な想いにはキュンキュンしてましたよ(*´Д`)
女の子はかわいい。
虚栄を張っちゃう(だけどそのたびに後悔をする)お嬢様、
食べ物のことしか考えていないカルタちゃんなど…。
私のお気に入りはカルタ&ちのちゃんです♪
カルタちゃんは無表情だけど、仕草が全部かわいいの♪
カルタちゃん、メニアーーック!!(☆Д☆)
≪ キャラ同士による絡み ≫
上で書いたように一人一人のキャラも魅力的なのですが、
この作品の1番の魅力は、やっぱりキャラ同士による絡みです。
個人的には渡狸&カルタの絡みが1番好きですが、
ここで触れたいのは主役の2人。
白鬼院凛々蝶(しらきいん りりちよ)と
御狐神双熾(みけつかみ そうし)です。
誰とも関わりたくないと家を出て妖館にやってきた凛々蝶ちゃんと、
彼女のシークレットサービスとなる申し出をした御狐神くん。
天然ブラックで凛々蝶を溺愛している御狐神くんと、
そんな御狐神くんに対して冷ややかに対処する
凛々蝶ちゃんのツッコミが好きでしたw
2人は抱えている過去が重くて、心がとても繊細。
なので、2人の関係もそっと触れたくなるような繊細さを感じます。
騒がしくて楽しいキャラが多いですが、
作品の繊細な雰囲気を壊さずに程よく笑いを。
そんなバランスが秀逸だと感じられました。
嫌なキャラは1人もいないし。
…いや、SM野郎こと蜻蛉(かげろう)だけは微妙だなww
(嫌いではないけれど好きとも言いたくない。笑)
● 音楽
OPは普通です。
EDはキャラソンです。このキャラソンがいい!
曲がいいというより、キャラの良さがよく表れていて好きです^^
いくつかの曲は原作者の藤原ここあ先生が自ら歌詞を書かれています。
1番好きなのは
【 「sweets parade」/髏々宮カルタ(花澤香菜) 】
ですね♪
花澤ボイスがかわいすぎて癒されます♪
1番笑ったのは
【 「SM判定フォーラム」/青鬼院蜻蛉(杉田智和) 】
ですねww
曲中にピー音連発すんなやwwww
これは杉田さんだから許される曲だと思いました。笑
スタッフ全員のSMがわかるとか、誰得w
● まとめ
キャラが楽しかったので、あっという間に観れました^^
声優も作画も演出も、とにかくキャラの魅力が最大限に引き出されていて素晴らしかったと思います。
いぬぼくレビューを最後まで読んでくれたこと、
とりあえず「ありがとう。」とでも言っておこうか(`・ω・´)