mkt03 さんの感想・評価
3.7
物語 : 2.5
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 2.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
超バトル再び!
ストーリーは、前作「神と神」の続編となっており、タイトル通り復活したフリーザと悟空たちとのバトルが描かれます。
前作は久々のDB劇場版ということもあり、お祭り的要素を兼ねたキャラ総出演が1つの魅力となっていましたが、
今作は出演キャラがある程度絞られていました。
前作に出ていた悟天、トランクス、ヤムチャ、ブウ、サタンなどは出てこなかったです。
その分、悟飯、ピッコロ、クリリン、天津飯、亀仙人等の見せ場がしっかりと用意されており、活躍が観られたのは
良かったです。
また、バトルシーンは前作に続いて素晴らしかったですね。大画面で観て良かったと思いました。
ラストはフリーザに勝利してEDと、悟空の負けに等しい引き分けで終わった前作と比べると、王道展開でしたね。
ただ、観終わって思ったのは、絶望感やギリギリ感が感じられなかったなという点ですね。ゴールデン・フリーザがめちゃくちゃ強い、ゴッド超サイヤ人がめちゃくちゃ強いのは頭では分かるんですが、今ひとつ体感できませんでした。
なぜかと思ったら、とにかく悟空側が終始余裕に見えたんですよね。お馴染みのベジータが心を折られるシーンもありませんでしたし、もっと言えば「悟空とベジータ2人で戦えば勝てる」というセリフがあったりします。
それと、やはりビルス・ウィスの存在ですね。両者とも非常に魅力的なキャラクターだと思うんですが、いかんせん強すぎますし、今作では時間操作までやってしまって、ともかく万能です。その2人が、口では中立な立場だとは言いながらも、実質的には悟空側についていますから、やはり妙に安心してしまうんですよね。というわけで、途中からフリーザが可哀想になって、最後の方は心の中でフリーザをちょっと応援してしまいました(笑)。
個人的には、ゴッド超サイヤ人でもゴールデン・フリーザに敵わず、悟空とベジータのフュージョンが観られるのかなと思ってました。タイトルも「復活のフリーザ」ではなく「復活のF」なので、てっきり他の意味もあってフュージョンのFなのかなと思っていたんですが、タイトルの由来は全然違ったみたいですね。
そんなわけで、バトルシーンには大満足だったんですが、強さの演出が今ひとつだったかなという感じです。
次回作はもっとギリギリ感を出して欲しいですね!