migratory さんの感想・評価
2.1
物語 : 2.0
作画 : 2.5
声優 : 2.0
音楽 : 1.5
キャラ : 2.5
状態:今観てる
つっこみながら見る剛田猛男の、いつまでも春を感じさせる物語!!
主人公は一目見て分かりやすい、いかつい様相の剛田猛男。
ある日、猛男は電車で痴漢に遭っていた大和凜子(猛男とは別の学校で同い年)を根っからのまっすぐな性格、正義感の強さから助けるが、彼女に一目ぼれをしてしまう。
しかし、猛男は好きになる女子が幾度となく唯一の親友であり幼馴染みの砂川誠(通称:スナ)を好きになっていった経緯があるため、また、後日猛男のもとにお礼のため訪れた彼女の仕草を見て、親友スナのことが好きなんだと勘違いして、凛子の恋を応援することを誓う。
そんな巨体で不器用で純粋な剛田猛男の物語。
そこで挙げますつっこみポイント(ネタバレになってるかもしれませんが)
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(第1話)~(第6話)猛男と凛子の出会いから猛男の初キスまで
{netabare}
・まず一番に、両さんフェイス(というか眉)
・いかにも痴漢しそうな痴漢がある種2人を近づけた第一の事件・痴漢(なぜ事件なのかは、のちのち解説)
・追いつけない追いつきたいのに、って追いつきたい気持ちを大事にすべきであって追いつけないって決めつけちゃダメ!なサビ(主題歌OP)
・高1でゆるまきゆるふわガールは個人的に信用にならない偏見及び見解
・この枠の恋愛系アニメ作品において引き継がれてる、その回のキャラクターの動きが繰り返されるわずか5秒の提供クレジット場面(俺物語!!では次回予告で見れる)
・数10㌔ある鉄骨(高校生3人でも持ち上がらない重さ)×落下速度でさらに負荷のかかる重さのものが落下したのに地面から受け止められる人間離れした頑丈さ(第2話・第二の事件)
→きっと彼はPSPソフト・スーパーダンガンロンパ2のキャラクター、進化後の弐大猫丸だ(調べてみたら猛男と猫丸のパラメーターが似ていた。誕生日がゾロ目なところとか)
・ポットのコップ、底が浅いはずなのにお茶入れすぎ問題(第3話)←これもドラえもんへのリスペクト?
・大柄な猛男がベッドの下に隠れられるという体の柔軟さ、万能すぎる身体能力1
・誘拐、スナが事情を説明(第4話冒頭・一応事件としてカウントはしない。当たり前だが)
・合コンメンバー女子で凛子の友達、一人だけ名字・コジマ
・猛男「ずっとこんな日が続けば良いと…」の完全なる死亡フラグの後の第三の事件・火事
→2人の幸せのために今後も事件事故が続くのだとしたら次もまた同じように必ず事件事故が起きる事が想定される。そして、周囲をも巻き込んでしまう非業的運命を背負ってるかもしれない…
・火事に飛び込んだ後の焼け猛男(パンチパーマ+色黒)の後ろ側。主に羞恥なく晒されたでん部
・子供が川で溺れる事件に遭遇した体格のいい猛男の泳ぎっぷり、万能すぎる身体能力2(第5話)
・Y字の「のびゆく子供の像」のポーズ(第6話)
・スプリンター猛男(万能すぎる身体能力3→中学の時、校内マラソンで陸上・サッカー・バスケ部を抑え柔道部の猛男が3年連続1位だったらしい)
・手を繋ぐと言うより相手の腕を掴んでいる猛男
・サランラップでよもやスナを圧死させてしまいそうなほど、いろんな意味であついラップ越しのキス
→早くも浮気(※男同士)。そして、その後の2人を明暗を予感させるかのような演出の、凛子と猛男の手つなぎ記念ケーキの意味深さ{/netabare}
(第7話)~(第12話)凛子とのデートで類稀なる力を発揮させる猛男の名場面から猛男家・スナ家の面々に至るまで{netabare}
・OPアニメーションにいつの間にか追加されてた、指人形の大和凛子&スナ
・猛男の母(しかも猛男の腹を使ってアイロンかけてる)が剛田武の母親(青木和代さん)だったという新事実(第7話)
・敵の大将・岩山強に試合前から精神攻撃(万能すぎる身体能力4・柔道の技についてもさる事ながら精神力も桁違い)
・ガチなの、本当に赤ちゃん身篭ってるのって思える内臓年齢22歳のパンチパーマな猛男母(第8話)
・ボーリングとカラオケがある場所はラウンドワンしか心当たりがない件
・焼肉の買い食いってどういうことなの、なぜそこ(兄貴喫茶)でバイトしようと思ったのかが疑問、猛男の謎
・一瞬で雑貨屋店員を虜にしたスナ
・(猛男が言ったスナ父の印象→)カゲの薄いやさしい人って褒め言葉で言ってるの?そして、事件の犠牲になったスナ父
・凛子とのデートが大事なんじゃなくて、スナとの約束が守れるのかが本編であることを紛れもなく証明した「オレとトモダチ」の回(第9話)
→「お前と練りに練った計画、必ずや成功させてみせるからな」と猛男が言ったとおり、つまり、凛子のデート<スナの思いを大事にしてることが分かった。
→そして、スナとの約束を半ば破って、スナのもとにいく事を選んだ決断は上手いこと猛男のスナ愛をごまかしていると感じるニクい作り。
→さらに上記の台詞後、凛子に会って「好きだー」と思った猛男の思いが、浮気に思えてしまったために、スナへの思いを断ち切ろうとして無理やり「好きだー」…と言っているように聞こえなくもない(その後何度も「好きだー」を連発してるので)
・「口に出さなくていいですよ」と言って凛子を辱めた空気の読めないケーキ屋店員(なにげにハモっているところも見所・第8話)
・主治医の先生をあやうく病人にしかけた猛男、スナ母、スナ姉(お気の毒に、その先生が廊下脇できらきらしたものを吐き出すほどに…)
・凛子が織った千羽鶴を当たり前のように首に巻くスナ(第9話)
・ピクニックというより登山回、というよりサバイバル回「俺の山」(第10話)
・第五の事件・鷹?鷲?にブローチ付の上着を奪われ2人山の頂からダイブ。そして、第六の事件・山林での遭難
・猛男父が色黒(自分にはそう見えた)だった事実に軽く衝撃…
・猛男の万能すぎる身体能力5・大木を登り、遠くを見渡せる視力聴力の良さ
・凛子を外敵の蚊から守るアナグラ猛男&何者(恐らくイノシシ)かの突進を一瞬で回避し空へ蹴り飛ばした猛男の万能すぎる身体能力6
・凛子作てるてるたけぼうず(第11話・俺の海、前回の山ときて海回)
・凛子によって気絶しかけた猛男を復活させたスナの催眠術
・猛男の万能すぎる身体能力7・砂浜で俊敏に動くって足が安定しないから意外と難しいよ?
・球技大会で万能すぎる身体能力8(鉄壁のゴールキーパー猛男のサッカーアニメでもないのに神演出の、反則的必殺ゴール・第12話)
・初めてのスケートでトリプルアクセル&イナバウアーをやってのける、万能すぎる…9
・ダンスとバスケ、あと勉強も苦手だということが発覚した猛男「俺の偏差値」回
・一人だけ洋風な食べ方をするナイスミドルな猛男父
・ある意味告白とも取れる、勉強のできるスナの「猛男は勉強ができなくてもいい(正しくは、勉強は人生を間違えないための知恵だから必要ない)」みたいに言ったが本当は俺が守って…とでも言いたげなスナのセリフ{/netabare}
(第13話)~(第20話) 新キャラの乱立から命の誕生・新カップルの誕生まで
{netabare}
・映画の字幕にもみえる今日のサブタイトル「今日は俺のおごりだ」(第13話)
・MMLANDの由来は明らかにミッキーマウスランドな件(第13話)→ちなみにMMランドの三大ジンクス1.MMと写真取ると別れる 2.キラキラパレードを見た2人別れる 3、MMランドでデートをした2人1年以内に別れる(だけ確率200%)
・「急にいい奴に思えてきた」と言った猛男にいい奴だとは思われていなかった、突如現われた姉御の友人・織田隼人(第13話)
・まさかファミレスからパクってきてないよね?と思わせるくらいフォークを愛用・帯刀している砂川愛
・次週予告にモザイク処理…恐らくはMMランドのキャラクター(しかも2人一組のタイタニックポーズ状態)
・しれっとワンピースのクロの暗殺技をマスターしてる猛男の万能すぎる身体能力10(第14話)
・フリーフォールで万能すぎる身体能力5を発揮した猛男(目を光らせて遠くを見やる様は、もはや何かの技のように見えた)
・お前もドラえもんか、コーヒーシフォンをどこから出したんだと言わざるを得ない凛子(出すときにお腹の辺りをもぞもぞさせてたので)
・ちょと待て、ミッキーの手って頭に被るものだったっけという疑問を生んだ、あのネズミのキャラクターの白い手商品を頭に被っているカップル
・新キャラ・猛男の弟子、西城まりやの性格が完全にスナの姉御と一致した件(第16話・俺の弟子)
・猛男の師匠が人ならざる「自然」だった件
・猛男と凛子が握手できない事実をやっとお互いに認知した様子の2人
・プレゼント交換で木彫りのクマを引き当てたスナ(第17話・俺のクリスマスの回は栗原&菜々子回だったため存在感が終始薄かった砂川誠)
・第七の事件・凛子と菜々子をナンパしてきたナンパ
・判明した友人の名前その1・栗原オサム&山崎菜々子
・スナの忘れたい過去を掘り返した凛子の一言「キスした事ある?」(第18話・俺の誕生日)
・お年玉が名刺サイズ
・おみくじで猛男、大吉なのに失せ物欄に「程なく出る」という意味深なフラグ、の後の「くじ運はあまりよくない」「今年も大和と居たいな」という発言
・少年ジャンプで連載しているらしき熱血戦士ダイガンオー&俺、ウサギ!!
・雪降ってるのに半袖一枚の猛男
・冬なのに大量の汗をかく猛男(一応室内[カフェ店内]ではあるが…な第20話・俺のチョコレート)
・集英駅
・万能すぎる身体能力5を発揮し電信柱を登ったり、片手で自動販売機を動かす驚異的な力を発揮してしまう失意の猛男
・猛男の顔分のサイズはある、いったいいくらかかったのか気になるデコレーションで施されたバレンタインチョコ
・劇場版予告CMの猛男が変な俳優さんとして話題の加藤諒さんに見えた件
ついでに…
・新たなるスト子誕生の予感を感じさせる、スナのことが異常に好きな天海悠紀華(CV: 茅野愛衣・第21話)
{/netabare}
ということで、個人的に、猛男の姿が、制服が青いということも相俟って、なんでもわがままを聞いてくれるドラえもんに見えてしまいました。それはまるで、トヨタ自動車CMのドラえもんのようで、いっそのこと猛男は、言葉のたどたどしいジャン・レノのように感じました。
必ず事件事故が想定される出来事も事態を収拾する猛男のひたむきな姿にはカッコいいドラえもん像が浮かび上がります。
(雪降ってるのに半袖姿の猛男は…熱量だけでは測れないものがありそうですが)
事件事故が起きた場面で、実は描かれていないところで、炎や重い物を自在に操れる秘密道具を使って窮地を切り抜けているのではないかと思える点が、熱さや行動力こそ違いますが、ドラえもんのような存在感を漂わせていると勝手ながらに思った次第です。
剛田武というよりドラえもんの物語!!だという結論に至ったので、原作は未読ですがギャグテイストの強い作品だと感じました。
また、放送開始月が同じ「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続」を同時期に見ていると、同じ声優さんでありながら主人公の持つ異なる熱さに萌えること必至です。