Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
「起承転結」の「承」に位置付けられる作品です^^
この作品は、デュラララ!!の2期に相当する作品です。物語に繋がりがあるので、1期を未視聴の方は是非そちらからの視聴をお薦めします。
この作品は池袋を舞台にした群像劇なのですが、1期は「混沌としていた」という表現が私には一番しっくりくる感想です。
竜ヶ峰帝人を始めとする高校生3人組、強烈な個性の持ち主であるセルティ、トラブルメーカーであり傍観者である折原臨也、とてつもないパワーの持ち主である平和島静雄と、普通に高校生活を送っていれば全く接点のなさそうな人達が次々に繋がっていきました。
それぞれの登場人物がそれぞれの時間軸を持っているので、時間も行ったり来たり・・・
これに個人の心理描写が加わるので、色んな要素が盛られた作品だったと思います。
文章を書く時に感じるのですが、個人的に「承」のパートは苦手です^^;
「承」の次は「転:結果に向けた物事の転化」と「結:承と転によって引き出された結果」となります。
つまり、「承」で物語の大きさや世界観をはっきり示さないと、その後がボヤけてしまう・・・とても重要なパートだと思うからです^^;
そして、2期・・・「承」の立ち位置となるこの作品ですが、完走して振り返ってみると、「承」の立ち位置を全うしていたと思います^^
まず登場人物が一気に増えましたね^^;
折原臨也の双子の妹、帝人に近づく黒沼青葉、白人の美女であるヴァローナと巨漢スローン、粟楠会会長の孫娘である粟楠茜など・・・
1期の時にも登場人物は多いと思っていましたが、まさかそれ以上増えるとは思いませんでした^^;
きっと・・・私の頭ではこの辺が限界に近いと思います。
これ以上増えると、それぞれの関係などが頭の中で破綻しそうです^^;
そして、それぞれの登場人物の持つ物語が複雑に絡み合い、物語が進んでいきます。
物語のスケールも大きくなり、「承」の立ち位置としては申し分無いとおもいましたが、混沌さもより一層増したように思います。
それでも毎週の放送が楽しみだったのは、「展開の読めない面白さ」があったからだと思います。
それに、セルティの色っぽさ、園原杏里の持つ2面性は言うに及ばず・・・臨也の双子の妹は存在感の大きさと、粟楠茜ちゃんが良い味を出していたのも面白さに拍車をかけていたと思います。
茜ちゃんのCVは久野美咲さん・・・声を聞いた時、思わずWIXOSSのタマを思い出してしまいましたよ^^;
オープニングテーマは、OKAMOTO'Sさんの「HEADHUNT」
エンディングテーマは、THREE LIGHTS DOWN KINGSさんの「NEVER SAY NEVER」
デュラララ!!らしさの溢れる曲だったと思います。
2期は、1クール12話でした。私は原作未読なので、正直これからどの様な物語が展開していくかが全く予想できません^^;
でもそれがこの作品の魅力であり、面白さだと思っています。
次期の「転」で物語がどの様に動いていくかが楽しみです♪