ノンリニア さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
わからない・・・・・・でも、いいや!
最近、久しぶりに四畳半神話体系を観なおしたので、その流れで同じ湯浅監督作品のカイバをみました。
テーマは「命=記憶(思い出)」と捉えた際の「社会の在り方」と「アイデンティティの保ち方」なのだろうと思います。
うーん、文章にしたとたんに間違っているような気になりますが、あえて言葉にするとそんなところだと。
たぶん。
大まかな話の流れは、あにこれのあらすじのとおりです。
しかし、自分にはとても難しい話だと感じました。
全11話の物語はいくつかのエピソードで構成されていいるのですが、それらが語らんとするメッセージが、わかったような、わからないような……
感覚的にはわりと腑に落ちるのですが、言葉としては整理できない。
冒頭からその消化不良のような印象が続き、最終話まで一気に観終わったとき、ふと思いました。
あぁ、このアニメーションは無理に言葉に変換しちゃだめだな、って。
メッセージは感覚的に伝わります。
独特の切なさと共に。
湯浅監督独特の世界観(画のトーンが好みで音楽もイイ!)に浸っていると、このレビューのタイトルのような心境になります。
「わからない……でも、(伝わるから)いいや!」って。
最後に一つ。
お酒を飲みながら「カイバ」の話をするとおもしろそうですね。
語る人の心の中が覗けそうな気がしますww