ジェロニモ さんの感想・評価
4.3
物語 : 3.5
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
ガチで高レベルのアニメ!制作費シャレにならないんじゃないか!?
とにかくこのアニメはこだわり過ぎです!
巨匠、永井豪の漫画「ドロロンえん魔くん」のリメイク作品なのですが…
いやはやパロディネタが古過ぎるwwwww
40年代の人でギリギリ分かるレベルのネタが高ペースで作中に挟み込まれています!
毎回アバンで妖怪パトロールの3人がパロネタをやって始まるのが楽しかったです。
豪ちゃんネタも数々見られますね…
デビルマンにマジンガーZ、魔女っ子チックル、ケダマンなどのマニアックなところも攻めていますww
このアニメの監督は米たにヨシトモさんです。
ガオガイガーを監督して一躍有名になった監督さんです。
米たに監督のこだわりがすんげぇーー伝わってきましたねw
・分かる人がどれだけいるのかが不明なパロネタの多さ
・めちゃくちゃ細かい細部まで描き込まれた作画
・大御所声優の使いどころ
・原作の良さを引き出しているところ
パロネタの話は最初にしたんで、作画について話しますね。
すんごいですよ
とりあえずOP、EDが毎回違うんですよ。
この作業かなり面倒らしいのですが、米たに監督は頑張っちゃったんですね。
まぁ間違い探しみたいで面白かったですがね。
本編の作画に関しては
小さく映されているキャラクターが喋る時に、よく観ると口元がちゃんと動いているんですよ。
驚きましたね
後は背景の書き込みの凄さとかも見ごたえアリです。
次は大御所声優についてです。
1話に必ず1人は大御所声優が妖怪役で登場します。
しかし、その使いどころが非常に贅沢なんですよ!
本当に本当に、ほんのちょっとしか出番がないんですよ!
そこには米たに監督のこだわりがあって
そういう役(ちょい役)だからこそ演技力に長けた人にしか任せられない。そういってましたね。
次が原作のよさについてです。
当時連載中だった「ドロロンえん魔くん」は豪ちゃんのエロさ全開のギャグ漫画だったのです。
妖怪退治の話なのに、
妖怪というのを道具として利用し、ヒロインの雪子姫(ノーパン)にエッチなことをしちゃうという内容でした。
で、そのえん魔くんが昔アニメになった時は
エロなんか全く存在しないオドロオドロしさのあるホラー系のアニメになってしまったのです。
その当時に原作ファンだった人たちは
原作通りの内容でアニメになってくれないかな?と、さぞかし思ったことでしょう。
それを実現させたのがこの作品ですwwwww
昭和のエロさなので今の子が観て、どういう具合に興奮するかは分かりませんが…www
しかもガオガイガーの米たに監督のせいなのか、このアニメのテンションが異常に高いですwww
元気があるときに観て下さいね!