フーカム さんの感想・評価
4.9
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
支えTARI ♪ 支えられTARI ♪
学園青春アニメや前向きになれる話、感動するする話が好きな人にオススメ
簡単なあらすじ
声楽部に所属する来夏は唄うことが大好きなのだが、コンクールでの失敗から顧問の先生に唄うことを禁止されてしまう。そこで声楽部を退部し、新たに合唱部を作ろうと動き出す。
背景がキレイ!歌声がキレイ!
最終話では鳥肌が立ってしまうような感動を味わえました\(^o^)/←ウィーンポーズ
皆さんは目標や夢をもっていますか?もってなくて焦ったりしてませんか?
夢は人によって違うし、他者から見たら無理だと笑われてしまうかもしれない
もしくは自分でフタをしてしまうかもしれない
でも支えてくれ、応援してくれる人が周りにいたらきっと何よりも心強いはず
焦らず自分のペースで進んで行こう!
そんな気持ちになるアニメでした
感想や考察
1話
{netabare}
譜捲りばかりで唄わせてもらえない来夏が職員室にいき顧問である教頭に不満を云いにいくが、
教頭
「音楽を愛することは誰にでもできる…しかし音楽から愛されることは…人の心を動かすには特別な何かが必要なのですあなたにはそれがない」
「音楽を楽しむことと楽しませること…その両立あなたに出来やしません」
と言われてしまう
最初私は "音楽は遊びじゃない" という気持ちから強く当たる教頭が酷いと思いましたが、でもこれは実は来夏を想ってのことだったのかなぁって後から思いました
それは教頭自身が "音楽を愛しているが音楽からは愛されていない"、"音楽を楽しみながら音楽で楽しませたい" と苦しんでいる人物だったから…だから教頭は来夏に対してこんな態度をとっていたのだと
唄わせてもらえないことから声楽部を辞めて新たに合唱部を作るため人を集めようとする来夏
そこで音楽科から普通科に移って来た坂井和奏を誘うが頑なに拒否され…
和奏「あなたの遊びに誘わないで!」
「じゃあなんで唄ってるの?」
と言われてしまい、答えにつまってしまう…
この答えがこの作品における一番のメッセージだと私は考えています
これは後ほど
あとあんまり関係ないですがウィーンの家にあるガンバライジャーのフィギュアのピンクが少し外を向いているのを正面に直す描写があるんですよね
これは最初気づきませんでしたがショウテンジャーの時に和奏はピンクを着ていたので和奏が前を向いて歩きだすという伏線というかなんというかになってるんですね
{/netabare}
2話
{netabare}
弟を脅し協力させ部員を集めてコンクールで唄う歌を決める来夏
たくさんの楽譜の中から「心の旋律」に魅かれる
それは昔おじいちゃんが好きだったコンドルクイーンズの曲のメロディに似ているという
最初は私が鈍感なのか全く気付かなかったんですが^_^;
この曲よく聞くと似ているどころか音程もメロディも一緒なんです!(笑)
違うのは歌詞と曲調だけ
盗作じゃないか!!!
いいえ、どちらも作曲者が同じ和奏の母なので当然ですね(笑)
そしてコンクールは様々なハプニングで紗羽と来夏の二人だけで唄うことになり、ステージに上がる直前に来夏は
「この前の答え探してくるね」
と言い放つ
さて答えは一体なんなんでしょうかね?実は4話で分かりづらいのですが出しています(結局本当に答えが分かるのは8話なんですけどね、話が前後して分かりづらいレビューばかりですがいつも読んでくださってる方にこの場で感謝ですm(__)m)
{/netabare}
3話
{netabare}
強引に合唱部に入部させられたものの2話で来夏と紗羽の二人だけの合唱に見惚れていた弟が合唱部を辞めると言いだします
私だけかもしれないですが、これにもの凄く違和感があったんです
普通なら俺も頑張ろうとかなるような流れなのにと
しかしそのあとの台詞を聞き直したら分かりました
弟「あと俺の友達もみんな辞めるからもっとちゃんとした部員集めろよ」
弟は姉の真剣に取り組む姿を見て中途半端な気持ちで入っちゃいけないと思ったんだなぁと
{/netabare}
4話
{netabare}
和奏に "唄う理由" が見つかったか尋ねられる来夏
そして逆になぜ音楽を辞めたのか和奏に尋ねる来夏
和奏「宮本さん答えは見つかったの?」
来夏「私天才だったらなぁ…きっと今頃!
…だぁめ、やっぱ1人じゃ唄えないや…坂井さんは音楽辞めたのって?」
和奏「私も天才じゃないから」
答えになってない!と1話の和奏同様言いたくなるような返事なのですが
実はこれが答えなんですね(8話で分かる)
この二人は同じ理由で一方は音楽やってもう一方は音楽を辞めているんです
{/netabare}
8話
{netabare}
白祭の出演を辞退するように教頭に言われる来夏と和奏の台詞
教頭
「坂井さん!あなた何してるの?普通科への転科を認めたのはこんな中途半端なことをするためじゃありませんよ。」
和奏
「私合唱部に入るまで音楽は孤独に1人で技術を磨くものだと思ってました、でもそれだけじゃダメだったんです。色んな人がいて気持ちがぶつかったりすれ違ったり楽しかったり苦しかったりして、うまく言えないけど
(ここから教頭の回想の中の和奏の母の台詞と和奏の台詞が重なる)本当にきれいなハーモニーを奏でるには私1人じゃ出来ないもん、楽しいでしょ?人がいるっていいよね?」
来夏
「私音楽に愛されています…ほんのちょっとだけど。覚えてますか?
私には人の心を動かす特別な何かがないって。1人じゃ無理だけど人の力を借りればほんのちょっとだけ人の心を動かせるようになったと思います。」
この台詞を聞いて初めて
あーあの時の返事は答えになっていたんだなぁと思いました
そして音楽で苦しんでいた和奏も解放されたんだなぁと
{/netabare}
13話
{netabare}
遂に和奏とお母さんの曲「radiant melody」が聴けます!
そしてこの曲またしても私が鈍感なのか^_^;
最初は気づかなかったのですがよく聴くと、また「心の旋律」と全く同じ音程とメロディなんですね(笑)
まさに和奏とお母さんの曲です!!!
そしてこれを聞いていると全く同じメロディでも盗作にはならないんじゃないかっておもっちゃいました←ダメかな?
だって全く同じなのに全く違うように感じるのだからそれはもう別の曲だと感じるんです!!
最後紗羽が海外にいってしまう別れのシーンで田中と紗羽が何か話していますが曲が流れていてクチパクでなに言ってるか分かりませんが
田中絶対紗羽に告ったよね(笑
紗羽の返事は
「お互いの夢を叶えたらね」
とかなのかと予想&妄想してみるw
{/netabare}
全体を通しての感想考察
{netabare}
この話が面白い理由を考えてみたんですが
それはそれぞれの登場人物が他の人と強く関わりながら話が進んでるからだと思うんですよね
ウィーン-和奏-コンドルクイーンズ
● |/ |
田中-紗羽-来夏-教頭-和奏の母
| | | |/
姉 父 爺 校長
※ウィーンと和奏の関係だけ分かりづらいので補足
7話で目標や夢に向かっている来夏や紗羽、田中を見て
ウィーン「みんな先のこと考えてるね和奏はどうするの?」
和奏 「私はまだ…」
ウィーン「僕たち似たもの同士だね」
和奏 「私は今形にしたいものがあるから」
あとこのアニメ不思議なアニメで最初見たとき来夏が主人公だと思ったんですけど後のほうになってくるにつれて実は和奏が主人公だったんだなぁって思えるんですよね
こんな作品他にあったかなぁ
そんなこんなでお気に入りのアニメです(笑)
{/netabare}