ノリノリメガネ さんの感想・評価
3.3
物語 : 3.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
屁だけで一本の映画にしてしまうとは
・監督:増井壮一
・サブキャラ:レモン、イツハラ
・敵:ナーラオ、ヨースル
19作目。序盤から超展開のファンタジー回。屁だけで一本の映画にしてしまうとんでもなくくだらない映画。今回はヘーデルナ王国とスカシぺスタン共和国という架空の国家間抗争に巻き込まれる野原一家。
レモンちゃんの家庭としんのすけの家庭の対比が切ない。しんのすけはレモンちゃんに騙され続けて、スパイになるための訓練を受け、ヘーデルナ王国へも潜入させられてしまう。人体実験シーンの腹ボテ表現は結構エグイ。
題材がくだらない割にレモンちゃんの背景が重く、しんのすけとレモンちゃんの成長と友情に焦点が当てられている。イツハラさんは常にナイスアシスト。
序盤は退屈だけど、後半のレモンちゃんを救出するあたりからの展開は熱いものがある。レモンちゃんと別れるラストカットも素敵。ギャグが少し足りないかな。
全体で見ればそんなに悪くない出来かと。