ローズ さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
ひねくれた比企谷とまっすぐな雪ノ下とムードメーカーの由比ヶ浜
一人ぼっちな高校生活を送っていた比企谷八幡。
生活指導担当の教師である平塚によって『奉仕部』に半ば強制的に入部させられる。
『奉仕部』によせられる相談を解決していく比企谷達であった。
本作品の魅力は主人公である比企谷の思考方法。
奉仕部によせられる相談も自虐的な方法で解決へと導きます。
皮肉などの本音というか心の声を出さないのは、事を大きくしたくはないのでしょう。
奉仕部部長の雪ノ下雪之は正論ばかり。
客観的に見て正論を言う雪ノ下は正しいです。
しかし正論では解決しない事もあります。
その事が雪ノ下は全ての問題を無かったように解決する比企谷の思考方法を肯定できないのでしょう。
2期目の本作品では修学旅行・生徒会選挙・クリスマスイベント・進路選択など。
学生時代は学校の行事としてイベントが多くあります。
しかし、奉仕部への無理難題の注文が多過ぎます。
学校の何でも屋みたいな状況ですが、最終的には問題を作った側の人間の為にならないでしょう。
まだ若いんだから自分自身で問題を乗り越える気概をみせてもらいたいです。
本作品では比企谷が雪ノ下に問題解決を手伝って下さい、というような内容の発言で比企谷と雪ノ下が合同で問題を解決に導きます。
考え方の違う2人ではありますが協力する事となり、問題を解決へ。
お互いのプライドは高いのでしょうが、プライドは邪魔になる事が多いですから。
奉仕部の活動とみれば普通なのですが、今までは比企谷が頑張っていましたからね。
ラノベのハーレム作品とは一線を隔している内容なので珍しいと感じる人も多いのでしょう。
ラノベ読者の心をしっかりとつかんでいる人気作。
本作品で原作に追いつきそうになってしまったので、人気があっても当分の間はアニメ化する事はできません。
果たして奉仕部はどうなるのか。
今回のラストだと続きが気になる作品である事は間違いないですね。