ぶらっくもあ(^^U さんの感想・評価
4.0
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
計算ずくって言いたいんだろうな~
放送時毎週観てたけど以降も何度か見直してしまった作品、先ず0(ゼロ)話が存在し冒頭のシーンでこの作品の大まかな要素が提示される、
{netabare}
ハーレムでメガネオタクが主人公か、、?ありがちだけど現実にはありえないよね~、みたいな軽い気持ちで流すのもいいんだけど、
其処にヒロインの一人による作品そのものに対する自嘲的セリフが入る、これが実際アリがちで「パンチラ全裸満載有りがち安易なハーレムアニメ?数話で観た事後悔したわ」これを受ける他方ヒロインのセリフ、「何言ってんの?作画安定キャラ可愛い神アニメじゃない」、、、以降各場面でこの作品や現代アニメそのものに対する自嘲的セリフは続くが、{/netabare}
実の処この開始5分にけっこう集約されてるわけで、つまり{判ったうえで作ってるんですよ~}、この辺りは同時期やってたSHIROBAKOにもあったような製作者側の確信犯的自己主張なのかなと、
さてさてこの0話で主な登場人物紹介されてるようなんだけど、とりあえずメガネオタクな♂置いといて女の子から(^_^;←アリガチテンプレ視聴者、
{netabare}
霞ヶ丘 詩羽
立ち位置巨乳姉キャラ、病んデレクーデレな(黒スト)女子高生、一見クールビューティーなのだが微熱系で言動が面白い、既にラノベプロ作家として活動中、
澤村・スペンサー・英梨々
立ち位置幼なじみな典型的ツンデレな(ニーハイ)女子高生、典型なんだけど詩羽との絡みや対比もありこれも面白い、既に18禁同人漫画家として活動中、
加藤 恵
立ち位置普通に同級生、普通で目立たず普通に可愛い?女子高生、目立たない=ステルス特技でいつの間にか其処に居たり居なくなったりする、感情表現乏しいフラット目線からの現実的解説的発言は各キャラ間安定剤的効果もたらす、
(この作品の題名からするとメインヒロイン、、、なのかな~、、)
氷堂 美智留
立ち位置従妹でバンド音楽少女な(主に生脚)女子高生、ブレンバスター卍固めヘッドロック首四字の他騎乗座位等肉体的に主人公に絡みつく技が得意らしい、、、(ナンジャソリャ)
その他にも妹的下級生みたいのも居る、{/netabare}
毎週視聴に至ったのはこれらヒロイン各キャラ、特に誌羽、英梨々、恵の絡みや言動がとりあえずオモシロかったのが理由かな、
で、肝心?の♂主人公なんだけど、
{netabare}
坂の上、帽子飛ばした一少女(加藤 恵)との遭遇に天啓閃き感動的ギャルゲー造りを画策、上記各ヒロインを各々脚本、キャラ起こし、主人公、音楽等のスタッフに招く為の説得から話が始まる、
例えば詩羽→既にラノベプロ、英梨々→既に漫画家、一方主人公→只のオタク、で、普通に考えれば引くよね、でも{/netabare}只のオタクではなかった、って事らしい、
私事プロフにもある通りハーレム嫌いじゃないけど主人公がただの根暗矮小男なのは願い下げ、
自称普通の目立たない唯のオタク、、がナンデモテてんだ~?
熱血オタク、、ってあるのかな、熱血というより頑固なんだね、正しいかどうかとりあえず置いといて、自分の感性に絶対的自信持ってる、これ重要、俺はこれがやりたい!俺が造りたいのはこうなんだ!其処には具体的説明等殆どないけど熱く語りだせば止まらない、まだ一切形にすらなってない自分の造りたいものへの情熱愛情半端なく衒い無く一生懸命真っ直ぐに説得される各ヒロイン、いつの間にか其処に巻き込まれてしまうんだけど、、
これってある意味精神的レイプ(失礼、決して肯定はしてません)かも、
この主人公の情熱的言動は物作りのみではない、
各々のヒロインと主人公の過去や経緯的エピソード絡め各話進むが、
{netabare}
例えば詩羽とは当初作者と一愛読者(主人公)という関係なれどサイン会基端に「貴女の作品のココが素晴らしい」的説得力はいつの間にか作品ではなく本人其の人に響、、いてしまったらしく気付けば主人公に依存~、
自信無くした幼なじみ英梨々への口説きもロミオジュリエット的シチュ厭わず最後は過去の{/netabare}トラウマや自分さらけ出し心裸でぶちあたるような、、、この有無も言わさずなパワー、こいつは単なるアリガチオタクじゃありませんな、
余談的だけど主人公の声優さんはSAOキリトの松岡禎丞氏で本作「冴えかの」と同時期放映中だった「銃皇無尽のファフニール」ではキャラ作り一種平行線上だったけど、本作では少し違った側面も出しつつ決める処は決める感じでよかったんじゃないかな、SAOキリトキャラ立ち半端ないし、芝居や俳優にもよくある事だけどイメージ固定されそれしか出来ないになるのも辛いしね、
そんな事考えつついつの間にかワンクール観てしまったけど随所アザトイ仕掛けもあって、
例えばカメラワーク、脚、、、OPからいきなり足、脚、其処から覗き込む様なカメラ、詩羽の黒ストの描き方なんぞタマリマせ、、、、決して脚フェチじゃないけど~美脚ってのは普通に好きだし(←それ脚フェチってんじゃね?ってかキャラ紹に脚状書いてるし)ってか~これコンテ人計算って言いたいかもだけど絶対脚フェチ、最終話終了後の「ご視聴有難うございました」アイキャッチで確信だよね、
はともかく(逸らしたな)
原作、のみならず構成から脚本至るまで丸戸史明氏、
こちら「あにこれ」でレビュー書く方々は流石で、原作者よくご存じの方多いのだが私は知りませんでした~すみません、
で、興味湧いて調べてみたら本人ギャルゲー作家らしく「ホワイトアルバム(WA)2」の作者らしい、WA2、、何処かで見た事あるぞと、PCやPS3で無茶評判いいアドベンチャー型ギャルゲーだった、WA2アニメ化されてる?こちらの皆様のレビュー拝見しつつゲーム触れる前アニメで事前調査、アニメ話はゲーム内冒頭一部分らしいけど、けっこうハードかも、ゲームは覚悟要りそう、
この件についてはまた後ほど、
ナルホドと感じるのはレビュー冒頭でも書いたけど、各所観られるキャラに発言させてる本作そのものやアニメやギャルゲーについての自嘲や視聴側からの批評批判予測セリフ、作者も色々考えてんだね、覚悟の上?計算済?上等だね、
話を作品に戻せば{netabare} とりあえず主人公構想(妄想?)ギャルゲのスタッフ揃って{/netabare}
ワンクール終了、二期ありそうだけどこの先はどうなります事やら、、、
註()内の突っ込み的なモノは主に奥方より